いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「カレンダー・ラブ・ストーリー 読むと恋したくなる」編:星海社(星海社文庫)

カレンダー・ラブ・ストーリー 読むと恋したくなる (星海社文庫)
カレンダー・ラブ・ストーリー 読むと恋したくなる (星海社文庫)

いつまでも、まごころを君に「ホワイトデー」。夜空を飾る星々に心奪われるふたりの「七夕」。この想い、確率論でも証明できない「くじの日」。遠い記憶を手がかりに、愛しい君との再会を誓った「十五夜」。結婚に恋したふたりの、指先からはじまる「いい夫婦の日」。5人の作家が“記念日”をテーマに紡いだ、とっておきの恋物語


「森川空のルール 番外編」ミタヒツヒト
タイトル通り「森川空のルール」いう作品の番外編のようで、主人公が彼女である森川空のことを考えながら他の子と話している内容。森川空という人物の為人が分からないので、置いてけぼり感が強い。後は早坂さんいい子なのに勿体ないなーくらいしか感想が無い。
独立させて短編集に載せる作品ではないかな。



「星の海にむけての夜想曲佐藤友哉
短編なのにいきなり地球が危機的状況なところに放り込まれたら、恋の予感とか感じる余裕ない(^^;
明らかに長編向きの設定な上に、時々変に詩的で読みにくい。



「キタイのアタイ」支倉凍砂
理系で理屈っぽい彼女・東堂さんがめっちゃ可愛い。
でも、恋をしたいとは思わないかな。彼女と意味のあることない事ダラダラと話していたい。ちょいとお酒があればなお良し。



「月のかわいい一側面」犬村小六
現代版かぐや姫、みたいな。
ストーカーもここまでくれば立派なもんだ。でも、ストーカーさんが達観してしまっているので、恋をしてる感はない。
挿絵がやたらかわいいw 流石にこれには脅威は感じないわ。



青春離婚紅玉いづき
少女の内面を書いたら紅玉さんに右に出る者なし。
控えめに、出しゃばらずに、期待はせずにと感情を表に出そうとしない彼女が、爆発する瞬間のエネルギーでやられる。



……あれ? 恋は?
残念ながら読んで恋をしたくなった作品はゼロでした。