いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる (2)」野村美月(ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったことを乗り越え、綾音のパートナーとして演劇で頑張ろうと決意した詩也。だが次の演目は『マイ・フェア・レディ』。自分とまるで違う人物、しかもテンポの良い長台詞が特徴のヒギンズ教授役に、苦戦することに。一方で、詩也は赤い瞳の吸血鬼、雫が流した涙のことも気になっていて……。そんな時、ある失敗から「チーム・ベガ」のアイドルとの恋愛スキャンダルが持ち上がり、綾音ともコンビ解消の危機に!? ドラマティック青春ノベル第2弾!!


あーーーーーーーーーーストレス溜まった。
なんとか読み切ったが、前半分がとにかく苦行だった。
詩也があまりにも馬鹿過ぎる。
あからさまな罠に突っ込んでいき、騙された相手のしょっぱい脅しにヘコヘコ。相手が隙を見せまくっているのに何の対抗策も取らず、結局考えもなしに開き直り。
これは純粋じゃない。ただ頭を使ってないだけ。そういう奴凄く嫌い。
それでも演劇が良ければ、そのストレスも一気に解消されると思ったのに、、、
今回は劇中にも関わらず意識が半分くらい外のことに向いてしまっていて、1巻の劇に比べると引き込む力が全然弱かった。1巻は飲み込まれて圧倒されるくらいの迫力があったのに。
春科姉妹はどちらもとても魅力的だが、詩也が予想以上に合わない。そして演劇がトーンダウン。これは次はもういいかな。