ソードアート・オンライン (16) アリシゼーション・エクスプローディング (電撃文庫)
暗黒神ベクタことガブリエル・ミラー率いる侵略軍50,000に対するは、整合騎士ベルクーリ率いる人界守備軍5,000。“天穿剣”ファナティオをはじめとする整合騎士は、数的劣勢を跳ね返すべく奮闘を続けるが、敵軍・山ゴブリン族は奸計を用いて防衛線をすり抜け、彼方の補給部隊を狙う。心神喪失状態のキリトを守る少女練士ロニエとティーゼに危機が迫る。更に、侵略軍一の奸智を誇る暗黒術師ギルド総長ディー・アイ・エルもまた、恐るべき大規模術式によって守備軍の殱滅を図っていた……。そしてアンダーワールドへログインしたアスナの行方は――！
人間ｖｓ亜人、アンダーワールド大戦勃発。
人間側は整合騎士たち、亜人側はゴブリンやオークなど各種族の大将を視点にして、それぞれの事情それぞれの戦いが描かれる対戦の様子は、色々な思惑と想いが入り混じっていてドラマチック。特にキリト達と戦っていた時からは考えられない弱さを見せる整合騎士たちには人間味を、亜人たちの境遇には暗黒神ベクタへの怒りを感じ、どの戦いも熱いが切ない。
但し、ゲーム内に話が戻ってきたものの、ほとんどが初登場か二度目の登場のキャラクターで話が構成されているので、前巻に続いて「これはSAOか？」と感じることは多い。もう少しアリス視点が多ければ思い入れが違ったのだけど。
と、そんなことを思いながら読んでいたら、アスナさんきたー！
抜群の登場タイミングが旦那そっくりだ。ロニエがキリトラブじゃなかったら落ちてたね。
それにその後一度場の空気を緩める様子も旦那ゆずり。まさか、外緊急時・中戦争時なのに突然ラブコメになってしまうとはｗ こんなにアリスと相性悪くて大丈夫かしら。関係ないけどリーナ先輩は相変わらず美人だわー。
うん、やっぱりキリトアスナが居てこそのSAOだ。
次はさらに大規模な戦争になり、今度こそアリシゼーション編は佳境に……でいいんですよね？
