いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「アクセル・ワールド22 ―絶焔の太陽神―」川原礫(電撃文庫)

アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神- (電撃文庫)
アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神- (電撃文庫)

黒のレギオン《ネガ・ネビュラス》VS白のレギオンオシラトリ・ユニヴァース》。無制限フィールドにおける戦いは熾烈を極めた。
白のレギオンと《加速研究会》の繋がりを突き止めるべく、全勢力を以てして挑んだ黒のレギオンだったが、結果としては、手がかりを得ることが出来ずハルユキらの敗北に終わる。しかし、一枚のリプレイカードが土壇場で起死回生のプランを生み出す。
そして開かれる、第四回《七王会議》。ショコラ・パペッターの録画映像を根拠に、白のレギオンを問い詰める黒雪姫だが、その会議の結果を待つハルユキのもとに、敵であるはずの人物から謎のコンタクトがあり――!?
真相究明に向かう、次世代青春エンタテイメント!!

飼育委員井関さんの言葉ではないけれど、クロウに接触を図ってくるアバターは何故揃いも揃ってF型なのかと。エネミーまでF型だし。あのぽっちゃり体型が女子の警戒心を解くのだろうか? いや待て会っているのクロウの姿だ。そうすると滲み出るしもべ気質の方か。あれには大天使メタトロンもイチコロだしね。
という、阿呆な考察は置いといて、
前回の領土戦で得た証拠を持って会議にて「犯人はお前だ!」したら、相手が逆ギレして暴れ出しました。な22巻。いや逆ギレはしてないが。
前回の尻切れトンボだった領土戦を補うかのような、各色の王たちを巻き込んでの共闘……というより乱闘に近い乱戦が熱い。そうそう、こういう派手さを待っていた。技の規模が完全にインフレしていて、何してるんだか分からなくなってるところが出て来てるのはご愛嬌ということで。
で、着地地点は“また”さらなる戦いを生む終わり方なんだよね。区切りを付けるのが下手なのか嫌いなのか……。
会議の前に会ったアマテラスは周知のとおり太陽神だけど、最後に出てきたアレとの関係はどうなっているんだろう? やっぱり今回接触してきた一人と一柱に助力を願う流れになるんだろうか。それでなくても大天使(のヒロイン力)が強いのに、女神まで出張ってきたら黒雪姫の存在感がガガガggg
次回、さっちゃんのヒロイン力が試される。最近本当に影が薄いから、ここで頑張らないとメインヒロインの座は危うい。