いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「バンチョ高校クイズ研」蓮見恭子(集英社文庫)

杜の都仙台。東二番丁高校に赴任した熱血教師・慎太郎は、クイズ研の再興を決意。知識だけでなく様々な能力が試されるクイズの魅力を信じ、部員の勧誘を開始する。集まったのはクールな優等生、おっとりした巨漢、運動神経抜群のお調子者。秘密兵器は保健室登校の女子!? 謎の特訓と合宿を経て、一つのボタンにメンバーの思いが集結! 可笑しさの向こうに感動が見えてくる、書き下ろし青春小説。


かつては強豪だったが、今は廃部して久しい東二番丁高校クイズ研究会。そこに赴任してきたOBの教師がクイズ研を復活させる物語。

知識量だけでは勝てない、早押しクイズのテクニックの数々がどんどん出て来る“ガチ”でクイズ研究会な内容だった。もっとクイズそのものが出て来ると思っていたので、これは嬉しい誤算。知らない世界を知ることが出来るのは単純に楽しい。特に大会では、チーム戦ならではの戦法があったり、独特の緊張感も感じられて臨場感が味わえる。
それに問題を抱えた生徒たちが、喧嘩したり泣いたりしながら一つの目標に向かって頑張り始めるストーリーもベタながら良かった。
但し、若者たちの青春を感じる暇はほとんどない。主人公の教師のアクがあまりにも強すぎる所為で。
熱血教師と言えば聞こえはいいが、やり方が強引なのに上手くいかないと癇癪を起こすこれは、ただの我儘な子供だ。
特に物事がうまくいかない前半は、いい大人が方々に悪態ばかりをついていて、読んでいて全く楽しくない。むしろイライラする。実際何度か投げそうになった。同僚女性教師にデリカシーがないとか言ってるお前が断トツでデリカシーがないよ。
事が上手く運び出してからは悪態は影を潜めて読みやすくなるが、難ありで個性が強いはずの生徒たちのキャラクターが弱まってしまうくらいには最後まで我が強い。
テーマは興味あったし、ストーリーも良かった。でも、この主人公は無理。

7/5の雑談

大雨再び?

昨日は一日雨で風は強くないという予報だったのに、蓋を開けてみたら曇り時々雨、風はずっと強風。
今日は午後雨の予報だったのに、2,3時間に1回ザっと短時間降るだけでほぼ曇り。大半窓を開けていられた。
おーい気象庁さーん。

そんなことより九州ですよ。
球磨って芋焼酎の酒造のメッカじゃないか。酒蔵が心配だ。



りゅーいーそー

家庭菜園、順調です。
まともに手入れをしていないので雑草はぼうぼうですwww


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トウガラシもシシトウも株はまだまだ小さいのにすでに実をつけ始めている。



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ズッキーニもどんどん出来てビビる。大きくなるのは半分くらいだけど。
ちなみに先日の冷凍花粉は案の定失敗でした(´・ω・`)シッテタ



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自縛キュウリ。Mなのかな?



葱56日目

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今週は虫害もなく平穏無事。
日照時間が短いのが心配と言えば心配。まあこの時期はしょうがないのだが。



J県勢

昨日、清水負け、藤枝負け
今日、沼津負け、磐田分け(10人になった岡山を相手に引き分けが精いっぱい)


うーん弱い。
昨冬、静岡学園藤枝順心が誇りと意地を見せつけてくれたというのに、大人たちの情けないこと。
あっという間にサッカー王国(笑)に逆戻りだ(´・ω・`)

憂終の美(今週のアニメ感想)

かぐや様は告らせたい? ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 第12話 「生徒会は撮られたい」「生徒会は撮らせたい」「藤原千花は膨らませたい」

1話:ミコちゃんもかぐや様もあまりにちょろくて心配になる。それ故その危険な校長は早々に罷免するべきかと。どんなに良いこと言っていても胡散臭いw
2話:ショック!かぐや様に裏切られた!(ガラケーユーザー並感)。本当に大切なものは相手も大切に思っている……イイハナシダナー
3話:……イイハナシダッタノニナー。しこしこうるせーよ!w どうして最終話がこうなってしまったのか。藤原が悪いよー藤原が。



ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld #12.5 レミニセンス

総集編かーい。
いつもGYAO!でのスタートが一番後になるSAOが随分早くから始まるなとは思ったんだよ。
まあ間が空いているから、おさらいは必要ですよね。
一番いいところでアリスからアスナにスイッチしてしまった。アリスのアスナ評が聞けるかと思ったのに(´・ω・`)
シノノンの主人公属性はんぱねーな。それに比べてモア出番ズは……。

J1 第2節

清水 1-2 名古屋


祝J1再開!
勝てばもっと嬉しかったんだけど、弱小チームでそれを望むのは贅沢ってもんですね。
常に2失点以上は確実の守備陣なので、1点で抑えられた時点で負け確定です。
サイドからポンポンクロスを上げられていたそうで。
CBがJ最弱なのにSBもダメならもう全部ダメじゃん\(^o^)/

とてもJ1のチームとは思えないこのディフェンス陣で1つでも勝てるんだろうか。
今年はビリでも落ちないみたいだから、気楽に観れるのが救い。

「むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり」野村美月(KADOKAWA)

店主の急死により、閉店フェアをすることになった幸本書店。そこに現れたのは、故人の遺言により幸本書店のすべての本を任されたという都会から来た高校生・榎木むすぶ。彼は本の声が聞こえるという。その力で、店を訪れる人々を思い出の本たちと再会させてゆく。いくつもの懐かしい出会いは、やがて亡くなった店主・幸本笑門の死の真相へも繋がってゆく――。“本の味方!”榎木むすぶが繋ぐ本と人のビブリオミステリー。


舞台は東北のとある町。店主の急死により閉店することになった町で最後の書店。生前の店主から店の本たちを任された本の声が聞こえる少年・むすぶが、書店との思い出を胸に閉店フェアに訪れる客たちと本を繋いでいく物語。
むすぶが一年だった『『外科室』の一途』(ファミ通文庫)の後、むすぶが一年と二年の間の春休みの話。なので時系列的にも、むすぶの為人を知っておくためにも、『『外科室』の一途』の後に読むのがベターだと思われる。

メインの視点が閉店する書店に思い出がある人=大人であるため(一部例外有り)、むすぶが主な視点の『『外科室』の一途』の浮世離れした雰囲気とは違い、地に足の着いた印象を受けた。というか、二作続けて読んだのだけど、古参書店員さんのむすぶに対する素の反応が、ファンタジックな内容だった『『外科室』の一途』から現実に引き戻された感が強い。
本と会話ができると自称し、何かに憑りつかれたように突拍子もない言動をし、時々見えない恋人に話しかけている……傍目から見たら、どう見てもやべー奴だよね、むすぶ君(^^;
ストーリーの方は、閉店フェアは明るいイベントにはなっているけれど、本質が「書店のお葬式」で別れの物語なので、切なくなる話が多い。
特に心に響いたのは第三話と第四話の対比。負目と疑心暗鬼で死ぬ直前までいった作家と、極度の心配症から立ち直った書店員。一つの思い込みで人は幸せにも不幸にもなれる、心や意志の影響の強さを思い知る。そして、その病んだ心を救うのは昔も今も一冊の本であるのが、本好きとして嬉しい。これが『むすぶと本。』シリーズの最も伝えたいことなのだろう。
亡くなった店主やむすぶのように何事も笑ってポジティブにとらえられるのが理想なんだろうけど、性格や状況でそう出来ない人が大半。出来ない人の一人である自分が逆境の時、狭くなった視点を広げてくれる、少し生きやすくしてくれる本に出会えたらどんなに幸せだろうか。そんなことを思いながら読み終えた。