いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



1/10の雑談

▼ガソリンがががががggg

中東情勢不安で原油価格は高騰。円高は思ったよりも進まない、というか戻った。これはモロにガソリン価格に反映されますね(^^; 5円6円上がるんじゃ?
アメちゃんさー、君んとこの顔の赤い白豚をどうにかしてくれないかな。短絡的すぎるわ('A`)



▼本が来ない

8日発売のLINE文庫が一向に発送されないので、ブログの更新予定が狂いまくりです(´・ω・`)
今日発送されなかったから早くても12日。しかも今月に限って電撃も遅いっていう。
それでなくとも仕事が忙しくて日曜も仕事の予定なのに。期日そのままで突然仕事量を1.5倍にされたからね(#`Д´)フザケンナチネ
来週の睡眠時間が凄いことになりそうだぜ!ハハッ



AFC U-23選手権

日本 1-2 サウジアラビア

なんかしれっと負けてて、ぼろクソに叩かれてるのね。
日本はただの調整なんだけどなあ。
でも、U-23は別の監督に任せたら?とは思う。兼任は厳しいでしょ。

「活版印刷三日月堂 小さな折り紙」ほしおさなえ(ポプラ文庫)

小さな活版印刷所「三日月堂」。
店主の弓子が活字を拾い刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった言葉――。
日月堂が軌道に乗り始めた一方で、金子は愛を育み、柚原は人生に悩み……。そして弓子達のその後とは? 三日月堂の「未来」が描かれる番外編。


過去の短編集「空色の冊子」と対になる、未来の短編集「小さな折り紙」。本編(4巻まで)の登場人物たちのその後が描かれる。
何というか、なかなかにくい作りだった。
前半三編では「三日月堂でこういうことがあったね」という思い出話が出てくるだけで、三日月堂も弓子も出てこない。本編後の三日月堂が、弓子と悠生がどうなったのか、知りたいのはそこなのにとヤキモキさせられる。なので、四編目からようやく出てくる情報に一喜一憂してしまう。仕事が軌道に乗ったことだとか、結婚式がどんなだったとか、良い報告に少しずつ安堵感が広がっていく。
また、三日月堂に関わってほんの少しの幸せを掴んだり、人生が好転したり人たちのその後を追った物語なので、笑顔で読めると思っていたのだけど、結局今回も泣かされた。早くに親や親族を亡くしている人が多く、その別れを乗り越えた話題が入ってくるからだろう。
そんな、よく泣かされ、沢山の救われる言葉を貰ったこのシリーズの集大成の様だったのが、弓子もお世話になったあけぼの保育園の園長が主人公の最後の一編「小さな折り紙」。
義母から現園長へ、現園長から娘へと園長という役職だけでなく、想いを託し繋いでいく園の姿が、技術を後世に伝えること、それと活版印刷の根源の目的である文字を後世に残すことにも繋がっているような気がして、このシリーズの未来を語る物語のラストになんてピッタリなんだろうと、しばらく感動に浸っていた。
明文はされていないけど流石にこれで完結かな。気持ちよく泣けて、その後優しい言葉で少し心が軽くなる、そんな沁みる物語。出会えてよかった。

終わりと始まり(アニメ感想1)

慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~ 第12話 この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる

ラスボス戦……戦?
結局何と戦ってたんだっけ? ゲートかな?
顔芸無いとか無いわー(´・ω・`) この作品でシリアスな最終回&いい話で終わっちゃダメでしょ。


へやキャン△ 第1話 ツナ缶のなぞ

イノシシの顔と声のギャップよwww
あの油でまともに火が付くのか? てか最近ノンオイルのばっかりよね、嘆かわしい。
そういえばこれ、野クルの活動記録だからリンちゃん出てこないやん\(^o^)/

「さよならの言い方なんて知らない。 3」河野裕(新潮文庫nex)

男は毎日、同じ行動を繰り返す。起床し、新聞を読み、改札で電車を待つ。月生亘輝。架見崎で最強と称される人物。そんな月生に対し、遂に二大勢力が行動を起こす。チーム内で派閥抗争が続く「PORT」。実質的指導者の交代で揺れる「平穏な国」。それぞれの思惑が交錯する共同戦線で、香屋歩は何に怯え、何を考え、どのような真実を見出すのか。死と涙と隣り合わせの青春劇、第3弾。


架見崎No.1チーム「PORT」とNo.2チーム「平和の国」の共同戦線による、最強プレイヤー月生討伐作戦。そこに渦巻くそれぞれの陣営の思惑と、月生を生かしたい香屋の暗躍が描かれる。
暗躍なんて言ったら本人に怒られそうだけど、存在が胡散臭いからしょうがない。香屋の方が、本心を語らず底が知れないPORTのリーダー・ユーリイの10倍は胡散臭いもの。それが証拠に、今回もまた香屋の一人勝ちのように見える。
それはともかく今回は、架見崎の本質である戦争が熱い回だった。
初戦の月生vs選抜チームのアクション性の高い頭脳戦。二戦目の月生vsユーリイの腹の探り合いから始まる乱戦。人の想い、心情を重んじるこのシリーズには珍しく、バトルに戦略性と死と隣り合わせの緊張感があって白熱していて面白かった。
ただ、どうしたって気になるのは登場人物たちの個人の動向の方で。もちろん、香屋の思惑も含めて。
多くの人物が関わった事件だけあって、主要メンバー何人かの目的や能力の内容が明るみになったり、これまでで最も手札が開示されていた。
中でも気になるのが、香屋・秋穂・トーマの三人以外にも繋がった『ウォーター&ビスケットのテーマ』と、このアニメに込められた制作側の意図。そしてそれに伴って語られる、何人かの「生きる」ということへの価値観。または理由付け。なるほど、これがこのシリーズの根幹の一つか。ここまで読むと、スニーカー版のタイトルの方が合っている気がする。
……と思ったら、最後の最後にnex版タイトルに繋がりそうな、これまでの前提を覆しかねないとんでもない爆弾が投下されていった。
前から黒猫の体が残っていることに疑問はあったけど、架見崎における死とは? 死んだら元の世界に戻るのは本当か? 逆に彼女はどうやって架見崎に来た? それはもう?マークばかりで続きが気になる。

「君死にたもう流星群5」松山剛(MF文庫J)

人工衛星テロ『大流星群』で命を落とした天野河星乃。平野大地は彼女を救うため、高校時代にタイムリープを果たす。そこで彼は多くの友人たちの『夢』を手助けするが、一方で自分自身に夢がないことに劣等感を抱くようになっていく。星乃が宇宙飛行士という夢に着々と近づく中、大地はそれを素直に喜べない。そんな中、謎の後輩『犂紫苑』が現れて、「私がガニメデですよ」と正体を明かし……。黒幕『ガニメデ』との対決、失踪するイオ、ダークウェブ潜入、ブラックマーケット・オークション、不死身の地球外生命体、腕に出現する謎の文字、過去からの恐るべき逆襲――。『夢』と『宇宙』の感動巨編、最高潮の第五弾!


人生に失敗し最愛の人も亡くした青年がタイムスリップしてやり直す、SFサスペンス第5弾。
突然、意識の中に元の17歳の自分が顔を出し、身体を乗っ取られる2週目の大地。過去の自分を客観的に見ることで、2週目の負目もあってか自分のことは二の次にしてきた大地が、ついに自分の夢と向き合う。

苦く苦しい物語だった。
ゴールの高さだけを見て失敗を恐れたり諦めたりする姿や、自分にはセンスがない自分は特別ではないと自覚して心を折られていく過程がリアルで、これまでの誰かの夢を後押しする話と違い、夢を追うことの負の面を前面に押し出したような厳しさ。それだけにこれが『夢』の物語なんだと実感できた。
そんな苦しむ大地を支えようとするのが、後押しされてきた4人がというが良い。一人は“敵”から大地を守り、三人は自分の言葉で相談に乗り、励まし、叱咤する。最後の一押しこそ他の人に譲ったものの、大地が頑張ってきた事が自分に返ってくる展開が胸を打った。
さて、SFサスペンスの方は、
紫苑の登場でサスペンスと言うよりホラーになってるような。それと六星が空気にw
まあそれはそれとして、今回もこれまでと同じような断片的なヒントだけで、もう少し話が進まないと進展はなさそう。未来人たちの会話が、赤の他人の指示代名詞ばかりの会話を聞いているような気分になってきた。
主人公が立ち直り、恒例の衝撃のラストで新たな謎(火種?)が投入され、これから物語がどう転がるか目が離せない。