いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「大馬鹿者どもに、乾杯だ」

不調でも岩隈勝ったO(≧∇≦)O
あ、別に楽天を応援してるわけではありません。



ダイアリー日記に[「ブログの情報」欄を新設しました]とあったのでブログの一行説明のところだけ入れてみた。そしたらサイドバー→のbluets8の下の一文がそれに変わってしまったので即消した(´・ω・`)
プロフィール開いた時だけ出てくるのかと思た(-∀-;)

魔王城二限目 (ファミ通文庫)

「魔王城 二限目」田口仙年堂ファミ通文庫
魔王城二限目 (ファミ通文庫)

魔王の落とし子「魔人」たちの教師役を引き受けたエイゴ。彼の目下最大の懸案事項は、魔人たちの社会見学の実現だ。魔人たちが、いずれ普通の人間として人々と暮らしていけるように。けれど町を訪れたエイゴたちは、町の子供たちの嫌がらせから、思わぬ危機に陥ってしまう――。軍内部では魔人排斥の風潮が高まり、密かに事態が動き始める中、エイゴは子供たちを守り抜けるのか!? 残酷な世界に抗う青年と子供たちの、痛みと優しさの物語、好評第2弾!!


膨大な魔力と英雄の一言によって忌み嫌われる存在、魔人。その魔人の子供たちが町への2巻。
思いのほかすんなりと町の人たちに受け入れられた印象。賛否の否の方が多く悪意をぶつけてくる人たちがいるのは当然だけど、子供達だけの小競り合いだけ済んだのは意外だった。ま、その後沸騰しやすい大人二人が介入しちゃったけど(^^;
それよりも子供達の置かれた状況を考えると、向けられた好意の多さに心が温かくなる。中でも、シーフラウ町の領主の伯爵(一児の父)の考え方がカッコいい。第一印象はキ○ガイかと思ったけどw、好き嫌いを別にして認めるところはちゃんと認める割り切った考え方の持ち主。上に立つ人間はこうであってもらいたいものです。
しかしそんな中、軍ではラスボス?が登場。
ハイナート大佐(美人、一児の母)。魔人廃絶の為に手段を選ばない思想は完全に宗教の原理主義者。しかも世間に人気があるのが性質が悪い。第一印象がいいだけに豹変ぶりにドン引きした・・・真面目にこえーよ、この人。
伯爵とハイナート、物語が魔人視点なのでハイナートは悪役然として書かれていることもあるけど、同じ子を持つ親として出てきた二人の対照的な姿は印象的だった。
さて、終わりの不穏な空気と悪意の塊ハイナートをどう潜り抜けてくれるのか、次も目が離せない。