いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「美少女を嫌いなこれだけの理由」遠藤浅蜊(このライトノベルがすごい!文庫)

美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫)
美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫 え)

完璧な外見と不思議な能力を持つ種族「美少女」が、人間と共存している世界。素性こそちょっと訳アリだが、基本はごくごく普通の男子高校生である亜麻野雄介は、ある日唐突にふたりの「美少女」の訪問を受ける。熱心な説得を受け、また報酬につられて、田舎町の「簡易美少女局」のサポートマネージャーに就任してしまった雄介。可愛くてミステリアス、身勝手で能天気、そんな老若男女の「美少女」たちに振り回される日々が始まった……! 第2回『このライトノベルがすごい!』大賞栗山千明賞受賞作!


な ん だ こ れ
まずは美少女を別種の生き物と捉えた斜め上の発想や、属性の免許や面接=殴り合いなどのぶっ飛んだ設定にビックリ。その上、美少女ばかりで絵的には華やかな世界観に対し、作中に流れるのは社会の世知辛さとおっさんの哀愁というもの凄いギャップ。なんてカオスかつシュールな。
しかし、そのとんでも設定に慣れると、一つ屋根の下に住むことになった3人を中心としたハートフルコメディという一面が見えてくる。メインの舞台が田舎の古い日本家屋なこともありアットホームな雰囲気がある。
しかも、主人公は一応ライトノベルらしく高校生の少年ながら、内容は完全なサブさん(外見金髪ロリ悪魔、中身中年男性)押し。
このおっさんが妙に初心(うぶ)で可愛かったり、やる時はやってくれるので格好良かったりと美少女と男性の両面で味のある実に良いキャラ。それと言葉遣いと相方の五郎八(外見文学少女、中身爺さん)との掛け合いも相まって、元気なのに疲れているというか枯れてるというか。その哀愁がおっさんキャラ好きとしてはたまらない。しかし、おっさんに可愛いってどうなんだ? 容姿的には間違ってないが・・・凄く微妙な気分w 
前半はカオスな状況を、後半はホームコメディを楽しめる二度美味しい作品だった。個人的な好みで言うと大賞よりこちら。



でもこれタイトルは詐欺だよね。全然嫌ってないじゃないw

J1 第25節

磐田 2−1 清水



ユングベリを先発で使わないのは、来たばかりだから体調や戦術などいろいろな要因があるんだろうから百歩譲って許すとしても、小野と代えてどうするんだよ。
彼の抜け出す時の一瞬のスピードを生かすのはパサー小野しかいないだろう。小野本人も楽しみにしているというコメントもしてたのに。
今日ばかりは大声で言わせてもらう。
ゴトビ バッカじゃねーのっ!