いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「黙秘権発動」「拒否権行使」「以下、同文」

独り言
今月の電撃文庫は明日本屋に行けばあるのかな?
今hontoで注文しても日曜着、明日本屋に行って空振ったとしても昼間に注文すれば日曜着か。明日の弁当食材買い物は午前中に行って本屋に寄って帰ろうか。ついでにラクティス初乗車もしてしまおう。

「問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗」竜ノ湖太郎(角川スニーカー文庫)

問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)
問題児たちが異世界から来るそうですよ?    ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)

箱庭の下層が“魔王連盟”に襲われたことで、煌焔の都に“階層支配者”が集結することに。魔王を倒すコミュニティ“ノーネーム”も抜擢されるが、黒ウサギが休暇のため、問題児3人はフリーダムに遊び始める! そんななか主従関係を結んだジンとペストは、旧知の仲である北の“階層支配者”サンドラに出会う。だが彼女は顔をフードで隠し、黒ウサギもかつて負けたギフトを持つ、“魔王連盟”のリンと殿下と行動を共にしており!?


結局のところストーリーは、魔王連盟対策を話し合う為に集まったら、その魔王連盟に襲われましたって話だったんだね。半ばまで主題が全然わからなくて置いてけぼり感があったのだけど、あれだけ話があっちこっち行ってても最後はちゃんと収束するから恐ろしい。
そんなわけで皆さんバラバラ個人行動。問題のお三人さんは、
あー、やっぱりいいところは十六夜が持ってっちゃうのね。
覚悟完了まで行って、折角大幅パワーアップした飛鳥の活躍が読めると思ったのに。耀と飛鳥の本気バトルもお預けを食らって、こっちもお預けとは。
次が思いっきりバトル回のようなので、一名のパワーアップ+全員に怒りという燃料が投下されて、戦闘準備は整ったという感じかな。
他のメンバーは……というか今回は表紙も内容もメインはペスト。敵だった彼女が表紙&話の中心になる日が来ようとは。
自分の存在と夢とかつての仲間、色々なものに翻弄されて悩める彼女に光を指すジン君の活躍が目を見張る。しかし、プロローグのエピソードといいエピローグといい、予想外に真面目で純粋なキャラだったのね。最後のデレ具合もgood。
いつにも増して「何やってるんだろう?」感が強かったにも関わらず、面白く読めてしまう不思議なシリーズ。
次は魔王連盟との全面戦争。これは否が応でも盛り上がる。でも、それより最後のアレの方が気になるよね。