明日の法事の為、姪たちが前入り。ずっとその相手で仕事にならず(;´Д｀)
「婚活シュート！」瀬那和章（メディアワークス文庫）
なでしこリーグで『川越の虎』と呼ばれ、サポーターに愛され続けてきた琴井ナツ。しかし、引退した彼女を待っていたのは一人ぼっちの長い夜だった……。
「私、婚活する！」
親友の香織に薦められ、ナツは決意する。だが、婚活の道は予想以上に険しかった。恋愛経験ゼロのナツは、運命の人を見つけられるのか!?
幸せってなに？ 結婚ってなに？ 泣いて笑って傷ついて、それでもナツは前を向く！ がんばれナツ、諦めなければ試合は終わらないっ！
スポ根風味の恋愛応援ストーリー。さぁ涙を拭え、婚活は戦いだ！
この本の印象を端的に表すと
(ノ∀`)タハー
以外考えられない。
なにせどの婚活でも律儀に失敗フラグを立ててそれを綺麗に回収していくんだもの。
初めのうちは苦笑で笑うことは出来ても、回数が重なるにしたがって居たたまれなくなっていく。人が失敗し続けて凹んでいく姿ってのはあまりいい気分はしないね。
これで最後にどんでん返しの大成功でもあれば気分も少しは晴れやかになったかもしれないが、ゴールも１章読むと大体わかってしまうのが難点。いや、別段悪いエンドではないんだけど、ほぼ出来レースなので「おめでとう」より「はいはいよかったね」が強くなっちゃうんだよなあ。
主人公のナツが少々短慮でおバカながら、サッパリとした性格の気持ちのいい人物だったので全然楽しめなかったということはないけど、展開が予定調和で薄味だった。
この作品で一番印象に残るのは卵ピザ。食いたい。
