いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「キノの旅 XVII ―the Beautiful World―」時雨沢恵一(電撃文庫)

キノの旅 (17) the Beautiful World (電撃文庫)
キノの旅 (17) the Beautiful World (電撃文庫)

エルメスが強奪された――。
『新しいあなたになりませんか? 新しいあなたになれます! 私達と! ――”人生の真実を見つけるホウデンの会”』。
エルメスを奪った者たちは、怪しげなテレビCMを放送するある宗教団体のメンバーだった。しかし、その国には彼らのような宗教団体を手厚く保護する法律があって……。
(「神のいない国」)
その他、2013年4月より新聞紙上でウィークリー連載された話題の小説&イラストも完全収録! 書き下ろし8話を含む全18話という、史上最大ボリュームでお贈りする「キノの旅」17巻。


世情への痛烈な皮肉とちょっといい話。ようするにいつものキノの旅
但し珍しく厚い。キノの旅史上最大ボリュームなのね。新聞連載様々ですね、ありがたや。
さて今回の特長は、根っからのいい人と自分さえよければいい人の二極化していたような気がする。「左利きの国」や「私達の国」の自分勝手さは結構胸糞悪い。一番人間が腐っていた「神のいない国」はキノの活躍でそうでもないが。
その両方の“いい人”を内包していてなお清々しい余韻を残す「鉄道の国」が秀逸。愚直でも彼らのような心意気で生きたいものです。
他に印象に残ったのは「割れた国」。やっぱりきのことたけのこの存在は危険だったんだ。この際たけのこに統一しよう!(おいやめろ ……って、これ新聞連載分なのか。きのこたけのこ戦争って一般人への認識はどのくらいあるんだろう?
絵込みだと口絵のファッションの国。ティーGJ! え?これ師匠!? マジか!求婚したい(即死フラグ
いつも通りで安心で楽しい読書時間だった。次は1年後かな。


キノの旅を手にするとカバーを外すのが癖になっているので、あとがきの振りは苦笑いでした。先生ごめんなさい。

国際親善試合

日本 0−1 ベラルーシ



後半だけちらちら視聴。
香川ってホントに出てたの? 実況で名前は聞いたけど画面で姿が見えなかったんだけど。
ちょっと見ていただけなのにやらかし未遂2回の吉田。どこまでいっても注意力散漫なDFを使う意味はどこにあるのか?
しかし、酷い遠征だった。
見えた課題は元から分かっていたものだけ。チームの雰囲気を悪くしに行っただけだなこりゃ。