いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「盟約のリヴァイアサン V」丈月城(MF文庫J)

盟約のリヴァイアサンV (MF文庫J)
盟約のリヴァイアサンV (MF文庫J)

「知っているか? 民主主義というやつだ」伊豆での騒動を終えて双刀の秘文字を得たハルたちは身近な知り合いを集め、とある《計画》に向けて暗躍を開始した。手始めにアーシャの母、ユリアから得た情報を元にアメリカ遠征を行う一行。アーシャや織姫たちと共にボストンでの観光を楽しんでいたハルだったが、旅の途中で衝撃的な一報を聞くことに!? ついに動き出した紅き炎帝ハンニバルによって窮地に立たされたアメリカ。ハルたち竜弑しは最大の危機にどう立ち向かうのか―――。至高のドラゴン・エンタテイメント、熾烈を極める第5弾!


ちょっくらアメリカに行って米国産モブ娘を4人ほど落としてみましたの巻。
というのは半分冗談としても、もうすっかりハーレム王じゃないか!(憤慨
そんなわけで思いっきりラブコメ回だった今回。
まず先攻はルナ。その容姿を武器に押しの一手でハルを攻めまくる。自称ムッツリのしっかりスケベさんは当然のように押しに弱くあっさり流され、鼻の下を伸ばしまくる。
ただ、これだと全然ヒロインらしさが無いんだよなあ。攻めが一本調子なのもいただけない。ヒロインレースに途中参加でこれでは対抗馬にもなれなそう。
そのルナの攻勢に待ったをかけたのがアーシャ。
突然の母の登場とルナの行動についに覚醒!? お淑やかと大胆さを使い分ける彼女はまるで別人のよう。これはついに反撃の時か?と思わせたのだが……
あそこのあの一言はズルいですよ織姫さん。この強さ、正統派ヒロインですわ。結局アーシャは引き立て役かい。
次はダークホースの天使ちゃんがメインらしいので、アーニャの存在感がますます危うい。
え?本編? またパワーアップしようとして失敗したような成功したような失敗したような……多分そんな感じ。