いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「いかにも酒と合いそうじゃなあ……」

魔法少女育成計画 第1話 夢と魔法の世界へようこそ!

GYAOで視た。
初めは可愛いらしい路線で行って、幼気な視聴者を恐怖のどん底に陥れるのかと思ったら、オープニングで正直な自己紹介してる!? 心に傷を負う子を出さない為のスタッフの優しさだなw
あのスノーホワイトさんがまるで少女のようだ。こんな時代もあったなあ。

「異世界食堂3」犬塚惇平(ヒーロー文庫)

異世界食堂 3 (ヒーロー文庫)
異世界食堂 3 (ヒーロー文庫)

七日に一度現れる、遠い異世界へとつながる、魔法の扉。その扉の先には、不思議な料理屋がある。洋食のねこや。窓一つ無いのに不思議と明るい部屋の中には見たこともないような内装。出てくる料理は不思議な、されど美味しい料理。どの料理が一番美味いか。時折話題には上るが結論が出たことは無い。彼らは料理を食べて語らい、時に新しい発見をする。そんな『異世界食堂』に、気配を消して働く、新たな給仕が加わった。チリンチリン――そしてまた、土曜日が来るたびに鈴が鳴る。


あれ?デジャブ?とは思わなかったけれど、3巻もウエイトレス追加からスタート。
二人体制になったらアレッタの影薄くなるなあと思っていたら、意外にも新しい方が本編ではほとんど出てこない。時系列が前後してるのか?とか色々考えていたら、最後の二話で種明かしが。なるほど、イメージカラー通りの働き方なのね。……でも、そのキャラで頬染めるのはズルいわ(特別編三)
そんなわけで人は増えても前と変わらず今回も面白かった。そして美味しそうだった。
途中、店主の祖父の秘密が明かされたり、店主の過去を仄めかすエピソードがあったりはするものの、洋食のねこやを訪れた異世界人が美味い料理に舌鼓を打つ。そのシンプルで唯一のルールは絶対に崩さないで、一つの話題・一人のキャラクターに固執せず、短いスパンで話が回っていくテンポ良さが心地いい。それによって多くの料理が楽しめるし、今までのキャラクターは他の話でチラッと出てきてその後や近況が知れる話の作りも好ましい。
今回の一押しは「ハンバーグ」かな。料理単体なら秋刀魚の塩焼きかジェノベーゼを選びたいところだけど、ハンバーグの話は少女のとぼけた感じの可愛さと初心な少年のやり取りが良い。
この作品には、変に何かを変えることなくこのままのスタンスでいて欲しい。