いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「君の名は。Another Side:Earthbound」加納新太(角川スニーカー文庫)

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

東京に暮らす男子高校生・瀧は、夢を見ることをきっかけに田舎町の女子高生・三葉と入れ替わるようになる。慣れない女子の身体、未知の田舎暮らしに戸惑いつつ、徐々に馴染んでいく瀧。身体の持ち主である三葉のことをもっと知りたいと瀧が思い始めたころ、普段と違う三葉を疑問に思った周りの人たちも彼女のことを考え出して―。新海誠監督長編アニメーション『君の名は。』の世界を掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。

君の名は。」のサイドストーリー。
瀧or三葉以外の視点でも書かれているのが本編との大きな違い。




第一話 ブラジャーに関する一考察
内容:この女ちょっとおかしい?(三葉in瀧視点)
ブラジャーに関する一考察というよりは宮水三葉に関する考察だな、これは。ブラジャーよりもその中身に関する考察の方が長いしw
マイケルを映像で視たいけど流石に無いだろうな。




第二話 スクラップ・アンド・ビルド
内容:最近、三葉がおかしい(テッシー視点)
本編で感じたよりも三葉のことはなんとも思ってないんだなって印象だった。サヤちんに関しても同じく。
でも、高潔さを持った好青年だったので好感度が下がったわけではない。




第三話 アースバウンド
内容:お姉ちゃんが絶対おかしい(四葉視点)
あの姉にしてこの妹あり、か。
四葉の子供らしい思考の飛び方と頼もしい行動力が魅力的。四話の中で一番面白かった。
そうか、あのお酒が引き金なのか。でもメインの二人には三年のズレがあるからスタート地点がどこか分かりにくいな。




第四話 あなたが結んだもの
内容:娘が別人になった(三葉父視点)
隕石当日の父&父と母の馴れ初め。
堅物で高圧的だった父の印象が一変した。愛する者を守るために戦う戦士だった。やり方がちょっとアレだけど。
それに母のことが知れたおかげで三葉への理解が深まったのもよかった。