いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「カンピオーネ! XX」丈月城(ダッシュエックス文庫)

カンピオーネ! XX (ダッシュエックス文庫)
カンピオーネ! XX (ダッシュエックス文庫)

『最後の王』ラーマとの決戦を賭けて激突する魔王VS魔王。混戦の中、なんと羅濠教主とヴォバン、最古参のカンピオーネふたりがまさかの同盟!迫り来る最凶タッグに、護堂はやむなく手を組んだドニと共にこれを迎え撃つ!
一方、ラーマに寄り添う黒き影にしてその実弟ラクシュマナも顕現。魔王内戦の裏で、怪しい動きを見せ始める。
さらに激戦の最中、導かれるようにしてアストラル界にたどり着いた護堂。そこで、ラーマの圧倒的な力の源『盟約の大法』を無効化するための、ある驚愕の秘策を知る。そのための鍵を握るのは、やはりあのカンピオーネで……!?
地上も霊界も全てを巻き込んで加速する魔王内戦、ついに決着!!

魔王内戦後編。
舞台は東京からアストラル界へ。日本沈没する前に舞台が変わって良かったw
7人のカンピオーネに加えて一部の神々も参戦し、終始あらゆる局面でど派手でカオスで中二心をくすぐる熱い戦いが繰り広げられる。
……繰り広げられていたのは間違いないのだけど、あっちもこっちも決着が付く前に横やりが入ったり逃げたりするから、盛り上がり切る前に場面が変わってほぼずっとモヤモヤしていたような。カンピオーネ同士の対決であっさり終わったり、決定的な決着が付いたりすることはないのは分かっている。本命が次にあるからギリギリの勝負で満身創痍にしても困るのも理屈としては分かる。でも、これでどうやって盛り上がれと。一応のハイライトは護堂vsヴォバンかな? その前の連続キスシーンな気もしなくもないが。
まあ、今回までは何処までいっても前哨戦なので、本戦の盛り上がりに期待しよう。