- 作者: 橋本紡
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/02/20
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 840回
- この商品を含むブログ (109件) を見る
つらくって一睡も出来なくても、朝は来るし。涙が涸れるほど泣いてても、やっぱりお腹は空くもので。立ち直りたいなんて思ってなくても、時間はいつでも意地悪で、過ぎ去った日々を物語りに変えてしまう―
玄関でしか眠れないわたしと、おバカな僕と、優しすぎる彼を繋ぐ「死」という現実。深い衝哭の後に訪れる、静かな愛と赦しの物語。
工エェ━━( ̄ェ ̄;ノ)ノ━━…
そんなバカな!猫が出て来ないなんて!!
絶対猫が出てくると思ったから、猫の日に読んだのに〜(大嘘w)
橋本すぇんすぇいが裏切った〜。・゚・(つД`)・゚・。(マテマテマテw
さてバカな感想はこのくらいにしてw
作品の内容は
『猫泥棒と木曜のキッチン』×0.3+『半分の月がのぼる空』×0.7+5年−猫−あとがき
でも印象は
『猫泥棒と木曜のキッチン』×0.8+『半分の月がのぼる空』×0.2
人の「死」を題材にしているので、かなり切ないです。
奈緒子と巧、二人の一人称で書かれていて(章毎に入れ替わる)感情移入がしやすく、登場人物も多くないので、それぞれ丁寧に書かれている印象です。
作者がHPで言っているようにただの青臭い青春小説だし、ライトノベルのようなすっきりした読了感はないけれど、
読んだ後に少し何かが心に残って、そして少し何かを考えさせてくれるような作品でした。
それにしても絵が無いのは全く気にならないのに、あとがきが無いのがこんなにも違和感があるなんて・・・ラノベに毒されてるな〜w
そうか玄関なら寝れるのか・・・試してみるかな(マテ