いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



涼宮ハルヒの溜息&退屈

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明の謎な団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?ハルヒが何か言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな――

アニメの評判と「憂鬱」の出来の良さから期待しすぎたかな?
なんというかメリハリがなし、くどいし、憂鬱ほどのインパクトがない。
ハルヒがみくるをオモチャにするのはそれはそれで面白いのだが、それを延々と繰り返されればさすがに飽きる。
中盤以降“異常現象”が起こり始めてから、ようやく面白くなってきたかと思ったら、小泉の『言い回しが違うだけで同じ内容のことを何度も繰り返し説明する演説』というどう見ても要らないものが入っているため、ペースダウン&興醒め。
結局『朝比奈ミクルの冒険 エピソード00』の内容もほとんど記述がないし・・・なんだかな〜(-ω-;)



と思いつつ次巻へ

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに“退屈”という文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したかと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。まったく、どれだけ暴れればあいつの気が済むのか想像したくもないね……。

「憂鬱」から「溜息」の間に起こった事件の短編集。


なんだちゃんと面白いじゃないか。
短編集のせいか「溜息」にあったようなくどさがなく、軽快で読みやすい。
「溜息」と「退屈」だけをみると短編向きの作品のように思えるね。
最後の「孤島症候群」以外は、長門さり気ない風な大胆な行動でおいしいところを独り占めしてるのも、個人的にはポイント高しw


でも、これだけは文句を言いたい!
なんで長門の水着姿がないんだ!!(`□´)www