いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



天使のレシピ〈2〉 (電撃文庫)

天使のレシピ2天使のレシピ〈2〉

御伽枕
メディアワークス 2006-08

by G-Tools

あたしが今取材してるのは、みんなの間で流行してる都市伝説『恋の天使』ってやつ。
「へえ」
“天使たちは恋に困った人の元に現れ、発生した問題を解決し、そして去っていく”。
「なるほど」
でも、都市伝説にしては……どうも噂として広がる要素がないんだよね。
「というと?」
しっくりこないのよ。広まるにしてはこう……娯楽性がないというか、あらかじめ刷り込まれてた、みたいな不自然さを感じるというか……。
「僕は思うんだけど」
え?
「きみは“本物”に当たったんじゃない?」

これは、羽根を失くしたヒトたちが織りなす不思議な物語。

恋愛ものの短編集。全四編。不思議はほとんどない。


前回ただただ甘かっただけのケーキに程よい酸味のイチゴが加わってちゃんとしたショートケーキになった感じ(よーわからんてw
相変らず天使はいらないけど(^^;
前回はよくわからない共感できない考え方をもった登場人物ばかりでただ物語を眺めていただけだったけど、今回の登場人物の考え方は理解しやすく感情移入しやすく読みやすい。
特に「相談員」と「実習生」は2組のカップルを違う視点で書かれたで、メインテーマは『嫉妬』とわかりやすく「相談員」の彼女と「実習生」の彼氏の葛藤が共感できる。
前より確実に良くなっているので次が楽しみ。天使の存在意義が未だにわからないけど。天使が介入しすぎると話が壊れちゃう気もするからこのままでもいいかなぁ




あと2冊読み終わっているけど感想を書く時間が(^^;
小出しにするかどうするかも考え中