いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



桜乃きらほの魔法医カルテ (MF文庫J)

桜乃きらほの魔法医カルテ桜乃きらほの魔法医カルテ

月見 草平
メディアファクトリー 2006-05

by G-Tools

桜乃きらほがある朝目覚めると、お尻に猫の尻尾が生えていた。突然のことに動揺しつつも、とりあえず制服の下に隠して登校するが、ふとした弾みにクラスメイトの朝永に見られてしまう。よりによって、美形だがいい噂のない朝永に知られてしまうなんて!と真っ青になって誤魔化したきらほ。一刻も早くなんとかしようと、ネットの情報を頼りに「普通では考えられない病気」専門の病院・白川医院を訪ねることに。情報によれば凄腕の医者がいるらしいのだが……訪れたきらほを待ち受けていたのは、なんと……。おまけに、尻尾は「放っておくと大変なことになる」病気だと言われて!? 天才魔法医ときらほのハートフルファンタジー、スタート!

第一話は「猫の恩返し」と“医療もの”を上手く融合させたような話。第二話は手術を嫌がる患者を説得するという医療ものでは(たぶん)よくある話。
猫の恩返し」以外にもジブリ作品というか柊あおい作品の影響が見られる(特に第一話)
熱いきらほと冷めた朝永の会話がなかなか心地よい。まぁ無難という言葉は拭えないが(^^;
次からは転校してきた鞠菜と1巻ではちょっとしか出てなかったけどいい味を出していた委員長がどう絡んでくるかが楽しみ。


一つ疑問が
女子高生が穿けるくまぱんというものはこの世に存在するのか?w