いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



SHI‐NO―天使と悪魔 (富士見ミステリー文庫)

SHI−NO −シノ−天使と悪魔上月雨音富士見ミステリー文庫
オンライン書店ビーケーワン:SHI−NO

いつもは僕の家で夕食を食べるシノちゃんが、ここのところ寄りつかない。キララ先輩には「倦怠期ちゃうか?」とからかわれるけれど、僕は心配なんだ。彼女が本気で危ない事件に首を突っ込んでるんじゃないかと……


新キャラ(おそらくレギュラー化)登場でシノシノ分が足りません!先生。・゚・(つД`)・゚・。


面白いことは面白かったがどうにもスッキリしない感じが残った。
作者があとがきで「次の巻との前後編的な構成」って言ってるから仕方ないのかもしれないけど。
早く次の巻プリーズ(屮゚□゚)屮


以下ネタバレを含む感想


一つの事件は解決し、僕と志乃ちゃんの関係も深まり、僕とシノちゃんの目指すべきものが提示され、さぁ次の巻へ・・・のはずなのに、この巻自体に残るもの凄い違和感(-ω-;)
志乃ちゃんのらしくない言動、真白の矛盾した言動、解決していない志乃ちゃんの方の問題、真白の説明にどうにも納得のいかないところがあるとか、シノシノ分が足りないwとかはいいとして(最後の一つ以外は狙いだろうし)
やっぱり“僕がキララ先輩の代わりという事実”というのが最大の違和感だろう。
真白が僕に語った話の内容とエピローグの最後に言った目的と代役という事実が、どう頑張っても結びつかない。
真白の話を聞くのは僕でなければならないし、真白が詳しく調べたら僕の存在に行き着いているのだから、初めから僕に直接接触するとか、キララ先輩との関係まで調べて僕が関わるように仕向けるとか、偶然ではなく必然にした方が物語の流れ的に自然だったのではないだろうか。


元々お互いを知っているようだった志乃ちゃんと真白の過去の関係も気になるし、早く次の巻プリーズ(屮゚□゚)屮