いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



紅牙のルビーウルフ〈5〉宝冠に咲く花 (富士見ファンタジア文庫)

紅牙のルビーウルフ 5」淡路帆稀(富士見ファンタジア文庫
オンライン書店ビーケーワン:紅牙のルビーウルフ 5絵がないよ〜

奪われた牙、神具〈導きの剣〉を求め、ルビーウルフがやって来たローラティーオーと呼ばれる島。そこは二つの部族が暮らす、外界から断絶された世界だった。
二つの部族アウローラとクレプスムルクは、かつて第五の神具〈全知の書〉を所有していた。〈導きの剣〉を奪ったのは、クレプスムルクの神官イグニス。その手引きをしたのは、ジェイドの師匠・白き魔女エリカ――。
次々とルビーウルフに襲いくる厳しい現実と裏切りの中、トライアンの王女ミレリーナも神具〈裁きの天秤〉と共にイグニスに連れ去られてしまった。
神具奪還のため、クレプスムルクの村に向かうルビーだったが、ついにイグニスの魔の手が彼女にも伸び……。
盗賊王女冒険譚。最大の試練が始まる。驚愕の第5弾!

神具強奪事件後編?


4巻でアレだけ期待させておいてこの結末か・・・ほとんど先延ばしじゃないかー


夢の最後のインパクトで他の内容忘れた(ぇ? 
ルビーウルフが危機的状況でみた夢の最後のシーンが王道だけど強烈。このシーンとその後のルビーウルフの反応が文句なしでこの巻のハイライト。他はミレリーナとその騎士ロヴィンの関係と、どう見てもツンデレお嬢様なヘリオトロープの仕草がいい感じ。
でも如何せん終わると思っていた問題が解決していないものだからスッキリしない感じが残る。それにエリカが3巻までの印象からすると、行動が軽率すぎるのも気になる・・・恋は盲目と言えばそれまでなんだろうけど。


この事件が終わったら終了なんだろうか?それともジェイドが朴念仁ぶりを発揮して続けるんだろうか?
ダラダラやるよりはスパッと終わらせた方が綺麗に終われるとは思うんだけど・・・