いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



神様のおきにいり〈2〉びしゃがつくの巻 (MF文庫J)

神様のおきにいり 2内山靖二郎MF文庫J
オンライン書店ビーケーワン:神様のおきにいり 2

とある秘密のために、微妙に人づきあいが悪かった稲村智宏だったが、最近は友人を家に招くようにまでなった。しかし智宏の家に初めて訪れた友人を、桜の精・好香が三つ指ついて出迎えてしまう。「わ、若奥様!?」……結局、必死にごまかす智宏は隠し事があると誤解されるのだった。さらに、智宏と好香の仲に対抗してか、珠枝は兼康と“でぇと”をすると宣言。嬉々と参じた兼康は、ファミレス甘味漬けに付き合わされる。いつもの平穏な日々。しかしまたも妖怪が起こした事件の行方は、智宏の身に還ってくるようで……? 新進気鋭のご近所妖怪譚第二弾。再び逸楽絢爛にザ・開幕!


1巻よりもさらにほのぼの感アップ。智宏と妖怪のやり取りや妖怪同士のやり取りが和む和む。特に智宏とコヒロ+縛鎖の小人達の団欒は秀逸。ただ唯一シリアスな事件の場面も珠枝の行動で一気に脱力させられるし、刺激物がほしい人には物足りないかも。個人的にはほのぼの大好物なんでこっちの方がいいけど。
キャラが多いながらもちゃんと智宏×珠枝のエピソードも押さえられていたし、大満足な1冊だった。あ〜なごんだ〜( ̄□ ̄*)