いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



リリアとトレイズVI 私の王子様〈下〉 (電撃文庫)

リリアとトレイズ 6時雨沢恵一電撃文庫
オンライン書店ビーケーワン:リリアとトレイズ 6

春休み明けに控えている学院恒例のダンスパーティーの相手が決まらないまま、母親のアリソンと列車での旅行に出かけたリリア。一方その頃トレイズは、婿入り話の相手の、観光案内役を引き受けるはめになっていた。しかも、その相手の女性の護衛はトラヴァス少佐だった。
リリアとトレイズ、アリソンとトラヴァス少佐をも巻き込んだ春休みの大事件! その結末とは――!?


トレイズ・・・・・・犯人(しかも変人)に説教されるヒーローて・・・


煮え切らない。
上巻での謎には答えを出していってくれたけど、登場人物が多すぎて物語が全体的にぼやけてしまった印象を受けた。もっとリリアとトレイズに焦点を絞ってやって欲しかった。また、このまま終わりなのは物語としてどうかと。トレイズでもリリアでもいいから最後ぐらいビシッと決めてくれよ。
続きへの含みを持たせたあとがきだったけど、どうなることやら。この巻ではスッキリしなかったので続けてもらってきっちり終わらせて欲しいものだけど。