いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



君の居た昨日、僕の見る明日〈5〉Graduation Ceremony (富士見ファンタジア文庫)

君の居た昨日、僕の見る明日 5榊一郎富士見ファンタジア文庫
オンライン書店ビーケーワン:君の居た昨日、僕の見る明日 5

「…キスだったら…その……いいから…」
晴れて両思いになれたアグニと優樹だけれど、キスより先に進めない二人を今日も学園のみんなが追い回す!
優しい嘘で出来た偽者の学園の、いつもの風景。いつかは無くなる世界だと分かっていながら、誰もがその日はまだ遠いと思っていた。
ところが――。文部科学省陰陽科の最終兵器・虎丸にこの学園が見つかってしまった! それすなわち、幽霊学校=鈴乃宮詩月の消滅を意味する。これでは詩月は成仏出来ず、時空の狭間にいるアグニたちも、異空間を彷徨い続けることになってしまう。なんとか虎丸を撃退しなければ! そして、みんなで「明日」へと向かうのだ!!

キミボク最終巻。


ワーカホリック榊先生に戦いなしを求めるのは無理だったか。
悪い癖が出たと言うか2巻の二の舞というか。この作品にアクションはいらないと思うんだけど。アクションになるともれなく説明過多が付いてくるし。それにドタバタさせてしまったことでそれぞれの『答え』もおざなりに見えるし、前巻のラストでやっとアグニがデレたのに優樹と二人のシーンがほんのちょっとしかないし・・・
ラストは確かに綺麗だったけど、物足りなさは否めない。
のんびりまったり卒業とか出た後の二人とか(特に後者)が見たかったなぁ