いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



サクラサク上等。 (MF文庫J)

サクラサク上等。三浦勇雄MF文庫J
オンライン書店ビーケーワン:サクラサク上等。

詰草の罠で『第二世界』に突き落とされた鉄平。そこはまさに、脱獄した槍ヶ岳たち一行と五寸釘が対峙している“ド真ん中”だった!
「要するに、お前をボコボコにぶん殴れば、ゆかりの記憶は元に戻る――だろ?」
実質、タイムリミットは鉄平の大学前期日程二次試験が行われる翌日午前十時。はたして鉄平は、この世界の友達、先生、そして彼女であるゆかりの記憶を取り戻すことができるのか!? そして自らの未来を切り開くことができるのか!?
がむしゃらハイテンション青春エンタテインメント、全員まとめて堂々の大団円!!

上等。シリーズ(今度こそ)最終巻


かっこいい!かっこ良すぎるぞ槍ヶ岳!! あんたは漢の中の漢だ(女だけどw)


最初から最後まで全力で突っ走ってる感じでとにかく熱い! 第2期になってから話がおとなしめだったけど、上等。シリーズはやっぱりこうでないと。そのこのシリーズらしいドタバタの中で似たものバカップルのそれぞれの戦いも熱かったけど、今回はなんといっても槍ヶ岳。笑いだけでなくアクションでも鉄平を差し置いておいしいところは全部持っていく極悪ぶりw でもどんな状態でも自分の信念を貫き通すその姿勢がひたすらカッコいい。
あと個人的な意見を言うと、シリーズを通して異世界人との戦闘と言うファンタジー要素もある中でアクションが剣や魔法じゃなくて拳と銃という現実的で分かりやすいのが良かった。ファンタジーの戦闘はイメージが湧かなくてどうも苦手で(^^;
シリーズの最高傑作『ブラ上。』を超えるのさすがに無理だったけど、やたらに高いテンションとちょっと馬鹿っぽくてどこまでもハッピーなラストなどこの作品らしさを存分に発揮してくれたので十分満足な最終巻。