いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



付喪堂骨董店〈2〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店 2御堂彰彦電撃文庫
付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います (2) (電撃文庫 お 9-5)

今日も閑古鳥が鳴く付喪堂骨董店。ごくまれにやって来る客も無愛想な少女のあやしい接客に回れ右をしてしまうのだ。
だが、奇妙な事件だけはほっといても舞い込んでくる。不思議な力を宿した『アンティーク』を求める人たちは後を絶たないのだ。映した世界の音を消し去ってしまう鏡『明鏡』、被せるとまったく同じもう一人の自分が作れる仮面『マスカレード』──。
一見すると便利なものでも使い方を誤れば大変なことになったりする。彼らは『アンティーク』に飛びつくのだが……。
あなたならこの不思議な品をどう使いますか?

不思議な能力を持った骨董『アンティーク』を取り扱う骨董店の話の第2弾。


あーもー 咲が可愛くてしょうがない!!!
内容は便利すぎる道具で身を滅ぼす人たちを描く教訓のような話で、はっきりいってよくあるタイプ。だけど出てくるキャラの魅力が素晴らしい! 付喪堂骨董店の面々はそれぞれ魅力的だけど、中でも咲は最高!! 咲の表向きはクールで内面はバリバリ乙女チックというギャップが堪らない。それに刻也の絶妙な鈍感具合も相まって咲の可愛さが倍増しているのも素晴らしい。さらに今回は咲にコスプレさせて作者が楽しんでいる様子もうかがえるw
何度でも言おう、あーもー可愛いなぁちくしょう!


各話ごと
第一章 静寂
映した世界の音を消し去ってしまう鏡『明鏡』を欲しがる作曲家の話
大切なものを見失うと大変なことになるよというお話。全四話の中で一番せつない。
ところで、なんでメイド姿の咲たんの挿絵がないの!(`Д´)


第二章 自分
被せるとまったく同じもう一人の自分が作れる仮面『マスカレード』を手に入れた高校生の話
自分のコピーを作れるというドラ○もんチックなアイテム登場。この手の道具で連想できる話をそのままやったような非常にスタンダードな話だった。
咲たんの制服姿いい(*´Д`)ハァハァ


第三章 死目
他人の目を“盗む”眼鏡を持った占い師の話
こういう人の死に取り付かれる話もよくあるよなぁ(^^;
そんなことよりネコ耳魔女!!!新しい!様な気がするw


第四章 化粧
未来を写せるカメラの話
これまたドラ○もんチックなアイテム登場。でもこの話は『アンティーク』の話というよりは咲メインの話。『アンティーク』はただのきっかけ。勘違いの連鎖による咲の暴走がかわいくてかわいくて(*´Д`*)