いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



なつき☆フルスイング!〈2〉真夏の夜のケツバット (電撃文庫)

「なつき☆フルスイング!2 真夏の夜のケツバット」樹戸英斗(電撃文庫
なつき☆フルスイング! 2 (2) (電撃文庫 き 4-2)

強力な夢魔(アルプ)ユーモレスクを倒し、江尾丘で暮らし始めた夏希の許に、米国の夢魔研究機関“巨象機関(ビッグエレファンツ)”の研究者、オズワルド博士が訪れる。取り憑いた夢魔を力ずくでねじ伏せ、快復した夏希を研究したいというのだ。
時を同じくして、智紀達の周囲で夢魔による事件が起こり始める。だが、智紀と夏希の金属バット型夢魔殲滅用個人兵器《アルプバスター》は、ユーモレスクとの戦闘のダメージで機能を停止していた。夏希は新たなアルプバスターと引き替えに、オズワルドの申し出を受けるが……。


二巻もなかなかいい青春小説だった。序盤は微妙だったけど話が進むにつれて段々良くなっていく感じ。
第一章はネタに走りすぎ。
第二章はまあまあいい話ではあったけど、もう少し夢魔を絡めても良かったのではないかと。個人的にはキャスティングも微妙。
第三章は良かった。ベタといえばベタな展開だったけど、智紀とさおりの恋愛話は初々しさが出ていて良かったし、智紀の成長も見られたしで大満足。これぞ青春小説。
素直に良かったといえるのは第三章だけだけど、終わりよければすべてよしということで。
・・・あれ? ケツバットはどこいった? 期待してたのにw