いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



世界平和は一家団欒のあとに〈3〉父、帰る (電撃文庫)

世界平和は一家団欒のあとに3」橋本和也電撃文庫
世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)

みな不思議なチカラを持ち世界の平和を守る星弓一家。とある週末、父にして元勇者、耕作が久しぶりに帰宅するという。時を同じくして、軋人の前に清楚なワンピースを着てギターケースを抱えた美女が現れる。エルナと名乗る彼女は、異世界での勇者とお姫さま時代の両親の友達だというが……!?
人の良さそうな見た目に反して、少し腹黒いところもあるエルナだが、軋人は次第に彼女と打ち解けていく。しかし、帰ってきた父と何かを隠しているようなエルナの間には、なぜか微かに不穏な気配が漂う。ついに動きだす事態を前に軋人の決断は――。


(*´Д`)っ【柚島嬢が可愛さが反則級になってきた件について】
我等が柚島嬢が見事なドSぶりだけでなく弱点まで見せてくれました!ヽ(・∀・)ノイヤッホーィ
おばけ幽霊が弱点とはなんてベタな・・・だがそれがいい!こんなに顔がにやけるお化け屋敷のシーンは初めて。ラストの容赦のない一言とそれと裏腹な優しい行動のコラボも最高!
今のところデレはないけど、これでデレた時のことを想像すると、、、(*´Д`)ハァハァ


さて内容は、
悪の組織の次は異世界(RPG風)からの来訪者、そしてついに星弓家の父登場。・・・って、親父濃っ!!
たらしでお調子者で無駄に強い父耕作大暴れ。それに振り回される軋人と美智乃(+柚島)の親子喧嘩は壮絶なのにバカらしいという不思議な喧嘩でかなり笑える。終盤の父の子への愛と初恋の甘酸っぱさとでハートフル度も十分。相変わらずシチュエーションは全く噛み合ってないけどw
今回は出演者を絞ったのが正解だった気がする。シーンがあっちこっち行かないので焦点がしっかりした感じ。でもそのせいで、未だ要らない子状態の長女に加えて次男も空気になってきた・・・やっぱり兄弟多すぎたんじゃ?
とにかく文句なしで今までで一番面白かった。