いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ほうかご百物語 (電撃文庫)

ほうかご百物語峰守ひろかず電撃文庫
ほうかご百物語 (電撃文庫 み 12-1)

「いきなりで悪いけど、あなたの血、吸ってもいいかな」
高校生で美術部員の僕は、夜の学校で銀色に輝く瞳を持つ見知らぬ少女に出会う。少女の正体を“イタチ”だと見抜いて吸血(!)の難を逃れた僕は、その夜、彼女とある『約束』を交わす。
翌日、美術室に現われたイタチ少女は、僕に告げた。手遅れになる前に約束を果たしに来た。約束を果たすその日まで、僕のことを守ってくれる、と。――守るって、一体何からっ!?
ピュア可愛いイタチさんと僕の、ちょっと不思議な放課後物語。第14回電撃小説大賞<大賞>受賞作登場。

ほのぼの妖怪コメディ。


尖がった耳スキーのワタクシですが・・・あ、ちっちゃくて丸い耳もいいかもw
イタチっていうから小悪魔的なキャラを想像してたのに、まさか健気な純朴少女だったとは! 真面目だけど感情をストレートに表現しすぎる主人公真一の天然な言動に、何度も赤面するイタチさんが可愛すぐる。ピュア可愛いってこういうことか。これはいい(*´Д`)ハァハァ 
そこに博識で偉そうなロリ先輩経島先輩が加わって、美術部(やってる事はオカルト研究部だけどw)の3名の噛み合ってるような噛み合ってないような妙な会話が面白い。そして彼らが作り出すゆる〜い雰囲気がいい。
時折入る小ネタも面白かったし、脇役達もいい味出してるし、読んでいて楽しい作品。
<大賞>のパンチ力は感じなかったけど、個人的には結構好み。


〜余談〜
副会長の名前を見て思わず心の中でツッコミを入れてしまったのは私だけじゃないはずw