いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈2〉 (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶2」三浦勇雄MF文庫J
聖剣の刀鍛冶 #2 (2) (MF文庫 J み 1-10)

鍛冶屋のルークのもとに、従者を連れた少女がやってきた。「帝国に刀鍛冶として招き入れたい」のだという。同刻、騎士のセシリーは三人の少女剣士に襲撃されていた。魔剣・アリアを連れていたため、一閃で打ち負かされこそしなかったセシリーだが、窮地に立たされ――!? やがて、大陸の交易の要・独立交易都市を舞台に、いまだ大陸に影を落とすかつての忌まわしい戦争“ヴァルバニル”対策会議が開かれる。ルークの過去に秘められた“聖剣”を巡り、帝国の不穏な思惑が策動し始める!!
鞘走り加速する壮大なファンタジー叙事、深く懐に踏み込み、第二閃!!

待ちに待った2巻。個人的にMF文庫Jで一番楽しみにしているシリーズ。


ちょww出オチwww
口絵の人物紹介にいきなりネタがw やられた(ノ∀`)


世界観の説明など1巻で終わり、2巻はセシリーをルークを掘り下げるキャラに重点を置いた内容。1巻は諸々の説明で勢いが殺がれてしまっていたが、それが終わった2巻はこの作者らしい勢いが戻ってきたのが嬉しいかぎり。
そしてその勢いを一手に引き受けたセシリーがまぶしすぎる。愚直と表現してしまっても問題ないくらいのあまりの真っ直ぐなセシリーに作中のおじさん達じゃなくても当てられてしまう。おまけに衣装もまぶしいしw 騎士様がメイドの格好させられたり、女の子女の子した格好させられたり・・・けしかrもっとやれw 第4話の籠被りの挿絵と第5話の最後のページの会話は破壊力抜群。ニヤニヤがとまらん。
延期に次ぐ延期で心配したのだけど、難産を感じさせない内容だった。良かった。