「とある魔術の禁書目録16」鎌池和馬(電撃文庫)
ローマ正教の暗部『神の右席』後方のアックアがついに動いた。『聖人』の力と『神の右席』の「特性」を併せ持つその最強・最悪の敵は、上条当麻の「右手」を狙い学園都市に侵入する。
アックアの宣告を受けたイギリス清教は、上条のもとに天草式十字凄教の五和をボディガードとして派遣していた。上条宅に泊まり込んで護衛する彼女は、圧倒的な料理スキルとかいがいしさをもってして、居候シスター・インデックスの立場すら危うくさせる。一方、それを見た上条の目からは一筋の涙が……。
しかしそんな彼の安息の時も束の間、ついに最強・最大の敵が現れる……!!
ぐはっ
みっ美琴が可愛すぎる。これではまるでか弱いヒロインみたいじゃないか。それになんだこの挿絵。萌え殺す気か!
今回は魔術サイドの話ながら舞台が学園都市だったので美琴やインデックスも出てきての日常描写あり。前巻が全編一方通行だったので、前半のほのぼの感は久しぶりのような気が。良きかな良きかな。で、相変わらずインデックスは魔術サイドの話でも蚊帳の外なのね(^^; カラーのインデックス登場率が妙に高いからもっと出番があるのかと思ったら、そのシーンしか出番がないとかw
そして本番は敵が出てきてから。そこからは「とある天草式の戦乙女」な内容。
まぁなんと言うか恋する乙女は最恐最強でした。
五和つえぇぇぇぇ――――っ!! 戦闘は出来なくはないけど基本はサポート役かと思ってた。
そんな五和率いる?天草式と後方のアックアの戦いが熱い! とにかく熱い!! 後方のアックアの圧倒的な強さを前にしても全く怯まないその姿勢がひたすらカッコいい。そこにあの方まで出張ってきて更にヒートアップ。いやー燃えた燃えた。これまでの魔術サイドの話の中では文句なしでNo.1の面白さ。
『神の右席』も前方、左方(雑魚)、後方と来て残るは右方だけか。ついにインデックスが関わってきそう?