いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



SH@PPLE―しゃっぷる―(2) (富士見ファンタジア文庫)

「SH@PPLE ―しゃっぷる―2」竹岡葉月富士見ファンタジア文庫
SH@PPLE―しゃっぷる―(2) (富士見ファンタジア文庫 185-2)

大好きな一駿河蜜さん! 僕、淡谷雪国は確信したんだ。憧れじゃない、これはもうホントに、こ、恋だと思う。
お嬢様ばかりの青美女学院に、僕はヅラとスカートを駆使して通っている。生徒会の若光の君、あるいは双子の姉・舞姫の代わりとして。貧乏舌の蜜さんと仲良くするために、駄菓子で餌付けしてたら!? チャンスが巡ってきた!? 彼女が突然「旅行に行きませんか」って。ソロリティの胡蝶の宮のご指名というからには、なんか理由があるみたいだけど。
ホテル白兎苑に着いたら、蜜さんと、あははうふふと温泉卓球するつもりが、入浴中、オーナーの娘にハダカを見られて。女装がバレた……!? ど、どうする!?


これだけやられたら言わざるを得ないじゃないか。蜜かわいいよ蜜
仲良さそうな雪国(偽舞姫)と胡蝶の宮を見てヤキモキする蜜とか、ヤキモチを妬く蜜とか。嫉妬する蜜とか・・・あ、全部一緒かw 本人には自覚がないけど、傍から見ると完璧な恋する乙女として空回ってる姿がもう可愛くて可愛くて。
さらに今回は高飛車なはずの胡蝶の宮まで女の子していて、これがなかなか可愛らしい。二人(蜜と胡蝶の宮)で服を選んでいるシーンは秀逸。
ただ、話(雪国と蜜の距離等人間関係的な意味で)はあまり前進してないような。
はっきり言ってエリス要らなくない? こんなにドタバタさせないで奇妙な三角関係に焦点を絞ってくれた方が良かったような気が。
まぁ可愛い蜜が見れたからいいか。そういう話は学園に帰ってからの次回に期待と言うことで。