いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



薔薇色にチェリースカ〈3〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

「薔薇色にチェリースカ3」海原零スーパーダッシュ文庫
薔薇色にチェリースカ 3 (3) (集英社スーパーダッシュ文庫 か 6-14)

チェリースカを巡るヘンゼルとの死闘を切り抜けた理事長の下僕――綺羅崎ヒロは、ひょんなことからその娘アン・フローレンス・ギルコと懇意に。当然彼女にも絶対服従だ。男子禁制のお茶会への参加を命じられれば、例え忍び込んでも使命を果たさねばならない。ただしそこには、一個の男として抗いがたい誘惑も存在し……。大好評第3弾!


今回はいろんな意味で「女の戦い」な内容で女性キャラがよく動くこと。
新キャラの理事長の娘アンはやりたい放題だったし、ついに出てきたあの人も今までのキャラと全く違った味の濃いキャラでなかなかの存在感。残念ながらネコミミ会長は出てこなかったけど。
そんな女性陣の中でチェリースカの見え隠れする女心が最も美味しゅうございました。人外で強くてそういうことには疎そうなキャラなんで、このギャップがたまりませんな。
ただ、話としてはヒロとチェリースカの戦う相手が人間だとイマイチ盛り上がらない。2巻が凄い緊迫感だっただけに拍子抜けというか肩透かしくらった感じ。
面白くなかったわけではないけど、今回はちょっとインパクトに欠けたなぁ。