いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫)

「SHINO ―シノ―空色の未来図」上月雨音富士見ミステリー文庫
SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫 76-8)

「キミは絶対、ボクのことを好きになる!」
出会ったばかりの高2の春、僕に宣戦布告してきた大薙詩葉。予知能力者を言い張るイタイ女だ、なんて思ったけれど、僕はまんまとしてやられた。その言葉どおり、彼女を好きになってしまったからだ。詩葉には、本当に見えていたのかもしれない。彼女の死後、詩葉の名を騙った誰かが今の僕を故郷に呼び戻すということまでも――。詩葉はもうこの世に居ない。自殺したのだ――と言われている。僕は、彼女の死ときちんと向き合うために故郷へ戻ってきた。
今度ばかりは、志乃ちゃんの手を借りるわけにはいかない。僕は自分で、詩葉と決別するのだ。この先、志乃ちゃんと一緒に生きていく為に。
――って、あれ?
志乃ちゃん! どうしてこんなところにっっっ!?
大学生の僕と、小学生の志乃ちゃんとの純愛ミステリー!!


ハイライトは志乃ちゃんのくしゃみ。
こ、これは反則だ(*´Д`)カワイスグル


・・・基本的にミステリは期待してないから志乃ちゃんが活躍しないと見所がないのよね(^^;
真相も上手く隠されているし、志乃ちゃんが志乃ちゃんだけに今さら予知能力者の一人や二人出てきても驚きはしないから、番外編としてみればそんなに悪いものでもない気がしないでもないかもしれない、、、たぶん(どっちだよ!w 
“僕”の冒頭での発言と種明かしの時の発言に矛盾(というか彼らしくない配慮の無さ)がすこし気になる程度。
とりあえずこれは“僕”の人となりを再認識するため話と位置付ければいいんだろうか。この話がSHINOという物語にとって意味のあるものになるかは今後次第かな。