いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)

「ぶよぶよカルテット」みかづき紅月一迅社文庫
ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)

夢は「とびっきりのぶよぶよしたアルペジオ」?
孤高の天才音楽少女はパンの耳すら大好物、クロワッサンは至高の食べ物という極貧人生。そんな校内きっての貧乏人にして変わり者な先輩「音城トリル」と出逢ってしまった「地梨琢己」は、彼女にクロワッサンを恵んだのをきっかけに、演奏のパートナーにしてあげると付きまとわれてしまう。もう音楽はやめたんだと最初は渋っていた琢己だが、常に快活、前向きなトリルに引きずられるうち、音楽の楽しみを思い出していく。
そんな最中、学校随一の美少女にして琢己の幼馴染、プロのバイオリニスト「七瀬凛音」が強引に割り込んできてトリルと音楽論で火花を散らすのだが、実は二人の音楽少女たちにはある因縁があった…。

・・・あらすじが内容と微妙に違うぞ(^^;


二人の少女の淡い恋心が絶品。トリムの不器用さと凛音の素直になれない感じ、このもどかしさがたまらない。
で、最後甘酸っぱい感じで終わって「いい話だったー」と読み終わった後、ふと気付いた。
・・・なんか違わね?
思い返してみると入りは完全にラブコメのノリだったのに、いつの間にかコメが無くなってラブの方向が少し変わって青春小説にシフトしてた。ちょっとビックリ。
まぁラブコメでも青春でもどっちでもいいや。おにゃのこが可愛かったから。


〜ネタバレ〜
ちなみに最後の「ジュトゥヴ」の和名は「あなたが欲しい」ですな(・∀・)ニヨニヨ