いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第90回全国高校野球選手権大会 第8日

第1試合
福知山成美(京都) 1−2 常葉菊川(静岡)


常葉菊川が審判と相手のミスに助けられ辛くも初戦突破。
7回裏に福知山成美先制された8回表、常葉菊川は2つの四球にバントと盗塁を絡めて一、三塁。ここで一塁ランナーが盗塁。捕手がセカンドに投げるがセカンドもショートもベースカバーに入っておらず、まずは三塁ランナーがホームイン。そしてボールが内野に帰ってきてないのを見て盗塁したランナーも一気にホームインで逆転。NHKでも朝日でも映っていないのでセンターがファンブルしたのかただ気落ちしていたのかは不明。
強打のチーム同士がまさかの投手戦を演じた一つの要因は間違いなく審判のストライクゾーン。あれだけ外角に外れている球、高い球までストライクを取られては打者は多少ボールでも振りにいくしかない。
この判定は両投手共に恩恵を受けたが、より助かったのは調子のいまひとつだった常葉菊川戸狩。普通の審判ならもっと四球が多く苦しいピッチングなったはず。
常葉菊川で誉められるところがあるとすれば守備だけ。5回6回の満塁のピンチを内野の素晴らしい守備で守りきってみせた。
福知山成美は先発植田がストレートとカーブのコンビネーションで菊川打線を翻弄し3安打自責点0と文句のつけようがない内容。打線も9安打を放ったが一つのミスでの敗戦。福知山成美は野球で勝って試合に負けた。



第2試合
佐賀商(佐賀) 0−2 倉敷商(岡山)


よく言えば守り合い、悪く言えば貧打線の試合。
倉敷商木元、佐賀商古賀、左右の違いはあれど共にサイドスローで低目を丁寧に付き打たせて取るタイプの投手。共に毎回のようにランナーを許すものの堅い守りにも助けられ得点はなかなか入らない。結局両チーム大きなミスが無かったので最後は“後一本”何とか2回が出せた倉敷商と一度も出なかった佐賀商の差がそのまま勝敗に。
倉敷商はなんと言ってもエース木元。投げては完封、打っては貴重な追加点になるタイムリーツーベースの大活躍。
佐賀商倉敷商を上回る7本のヒット、しかも長打も3本もあったが最後までホームが遠かった。



第3試合
盛岡大付(岩手) 3−8 駒大岩見沢(北北海道)


北のチーム同士の対決は駒大岩見沢が打ち勝つ。
序盤は盛岡大付ペース。先発鴇田が駒大岩見沢打線を完全に抑える。しかしその間に味方が2度のチャンスを逃すと徐々に駒大岩見沢ペースに。5回裏にホームランで駒大岩見沢が先制すると、6回裏、まずファーストのエラーでランナーを許し次のレフト前ヒットをレフトが後逸。これで完全に流れが駒大岩見沢へ。その後毎回得点を重ね8得点で勝負あり。
勝った駒大岩見沢は火がつくと止まらない打線は見事の一言。ただエース板木が完投はしたものの初戦同様終盤に崩れた。これから試合間隔が短くなっていくだけに大きな不安材料。
盛岡大付は初戦の緊張は感じさせず初回から押し気味に試合を進めたが、そこで流れを掴み損ねたのが痛かった。



第4試合
智弁和歌山(和歌山) − 木更津総合(東千葉)


智弁和歌山が好投手田中を打ち崩し3回戦へ。
智弁和歌山は2回に先制するもすぐに逆転され嫌な空気が流れたが、4回裏に木更津総合が絶好の追加点のチャンスを逃すと流れは一気に智弁和歌山へ。5回表4連打などで3点入れて一気に逆転すると、7回にも追加点を入れて勝負を決めた。投げては先発岡田が初戦に続いての好投が光った。
木更津総合は投手交代の時期を間違えた感がある。早いうちからストレートにもスライダーにもタイミングを合わされ苦しい田中を続投させ、致命的な5点目。二枚看板で勝ち上がってきたチームなのに何故投手を代えないのかと。
買った智弁和歌山も17安打を打ちながら4つのバントミスなどがありわずか5得点。初戦同様の効率の悪さは決して誉められたものではない。この2戦は先発岡田の好調に救われて勝ってきたが、勝ち進むにつれ投手が厳しくなっていく夏の甲子園ではこの拙攻は致命傷になりかねない。


オイラの優勝候補筆頭オワタ\(^o^)/
初戦といいこの試合といい木更津の監督はスクイズ出すタイミングにセンスがないなー。守備のタイムのタイミングもワンテンポ遅いし、投手交代のタイミングも意味不明だし・・・やっぱこの監督じゃ無理だったか(^^;


今日は4試合いつにも増して書き方がバラバラだけど気にしない方向でw