いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



僕は彼女の9番目 (電撃文庫)

「僕は彼女の9番目」佐野しなの(電撃文庫
僕は彼女の9番目 (電撃文庫 さ 12-2)

クリスマス・イブに事故った不幸な高校生・東司。退院した彼の部屋に、ある夜忍んで来た美少女は言った。「あなたを轢いたのは、わたしです。──トナカイの引く“ソリ”で」
不法侵入者で轢き逃げ犯(!?)で自称・サンタクロースな美少女は、東司を轢いてしまったお詫びに、なんでもひとつほしい物をプレゼントしてくれるという。寝ぼけた東司は、うっかり「君がほしい」と言ってしまい──!? 
第7回電撃hp短編小説賞〈大賞〉受賞・佐野しなのが贈る、天然サンタ少女が巻き起こすちょっと不思議な物語、開幕です!


基本的には常識の無い美少女が中心のドタバタラブコメ。なんだけど、人間ついて、特に人と人との繋がりについて全然分かっていない天然サンタ少女に、クラスメイト達との交流からそれを分からせていくというハートフルな一面も。


と、そんなことはどうでもいいです。(いや、よくないけどw
この作品にはほとんどデレないツンな幼馴染み柊美早子嬢が出てきます。
ツンデレにはあまりにツン過ぎると、それじゃどんなに頑張っても相手に伝わらないだろうとか、それじゃいくらなんでも相手が怒るだろというラインが存在するわけですが、そこに幼馴染みフィルターがかかると過度のツンも気心の知れた仲ということで許されてしまうのです! ツン成分多めのツンデレ万歳! 幼馴染み万歳! まぁぶっちゃけベタなキャラクターなんだけどねw
そんなツンな幼馴染みがメイン(サンタ少女:黒須にこら嬢)そっちのけで主人公と空回りまくってる二話目が最高! 最後の方のプロポーズまがいの台詞とかもうね、ニヤニヤが止まりませんて(*´Д`*)


約束の日までまだ8ヶ月もあるからもう2,3巻でるかな?
頑張れにこら! 美早子のヤキモチのために!