いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第90回全国高校野球選手権大会 第15日

第1試合
智弁和歌山(和歌山) 10−13 常葉菊川(静岡)


戦前の予想通りの打撃戦は常葉菊川が打ち勝つ。
前半は完全に智弁和歌山ペース。1回こそ三者凡退だったが2回からは毎回チャンスを作る。しかしこの5回までに取った得点は2回のレフトのエラーの1点と5回の押し出しの1点の計2点のみ。そして10残塁。これでは流れは当然相手に渡る。
5回裏、常葉菊川がワイルドピッチとショートの前で大きく跳ねるラッキーなタイムリーで逆転すると、6回裏5番前田のスリーランで勢いをつけ打者15人を送る猛攻で一挙10点。ノースリーというカウントでも構うことなく振っていく積極性が大量点に繋がった。
智弁和歌山は終盤代わった2人の2年生投手を捕えようやく打線が繋がって8,9回に4点ずつ返し粘りを見せたが、6回の10点が重くのしかかった。
常葉菊川は打撃の個々の能力の高さには脱帽。みんな体はスタンドに向かってるようなバッティングなのになんであんなに打てるのかは不思議でしょうがないのだがw ただ勝つには勝ったが次の試合が非常に不安。肘痛の戸狩は手投げしか出来ず、2人の2年生はとても甲子園で投げるようなレベルではない。今日先発の野島がどこまで粘れるかが鍵。粘れなければ大敗も大いにありえる。
智弁和歌山は1回戦2回戦のランナーを出しても点が取れない悪循環が再発。これまでは岡田を中心に投手陣が踏ん張ってきたが、疲れもあり菊川打線には捕まってしまった。



菊川は5回の押し出しの後の9番西川が簡単に打ってアウトになってくれたのが本当に助かった。あそこでじっくり観られていたらもう2,3点は入っていたのでは?
次は浦添商か・・・惨敗しそうだな(^^;



第2試合
聖光学院(福島) 1−15 横浜(南神奈川)


今大会初めて投打が噛み合った横浜が圧勝。
聖光学院は甲子園初登板の背番号1の仲田が先発。序盤はヒットを打たれながらも何とか抑えていたが、中盤に入ると捕まりだし5回までに5失点。そして6回からはここまで主戦で投げてきた佐藤にスイッチ。しかしこの佐藤が誤算だった。立ち上がり球が浮いたところをことごとく捉えられ、2アウトしか取れず6失点で降板。これでほぼ勝負あり。40分ほどの雨の中断の後の7回にも4点を加えた横浜が聖光学院を圧倒した。
横浜はエース土屋が大量リードにも守られ伸び伸びとしたピッチング。要所では狙って三振を取る格の違いも見せ付けた。打っては3安打2HR8打点の4番筒香を筆頭に18安打で15点の猛攻。序盤は走塁ミスがあって思うように点が入らなかったが、中盤以降はチャンスは確実に点にする野球の上手さを見せてくれた。
聖光学院は主戦佐藤の乱調が痛すぎた。佐藤がいつも通りのピッチングが出来ればここまで点数は開かなかったはず。
横浜はエース土屋が上り調子、打線も当たりが戻って万全の状態で準決勝へ。