いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



総評っぽいものと感想

今大会は打高投低が顕著に出た大会だった。
去年は仙台育英の佐藤を筆頭に投手にタレントが多く夏の大会には珍しく投手戦の多い大会だったが、今大会は投手戦らしい投手戦は数える程しかなく、打てるチームが勝ち上がっていく大会に。それが証拠に大会のホームラン数が49本と去年の夏24本から倍増。大会前に好投手と言われていた投手が次々に打たれる試合が続いた。
それを象徴するチームが優勝した大阪桐蔭だった。6試合で99安打(歴代2位)を放ち、1試合平均10得点を超える脅威の破壊力。初戦で日田林工相手に16点の猛攻を見せると、報徳学園近田、横浜土屋と左の好投手も次々と攻略。決勝でも17得点で大勝した。
個人では大会新記録の15打点を挙げた大阪桐蔭萩原、横浜筒香智弁和歌山坂口など左の強打者の一塁手と、大阪桐蔭浅村や常葉菊川町田など強打で好守の内野手など外野手よりは内野手にいい選手が多かったのが印象的。
去年から飛ばないボールに変えたがその効果は2年も持たなかったようだ。そろそろバットにも規制をかけないといけないのか?


以下感想というかつぶやきというかぼやっきーw
地元の高校が決勝まで行ってくれたのは素直に嬉しいが、好投手フェチとしては物足りない大会だったというのが本音。
木更津総合田中や宮崎商赤川など左投手を中心に評判の良い投手が多かったので期待したが、思うような投球が出来ない投手が多く軒並み大会序盤で姿を消していく悲しい展開に。横浜土屋、報徳学園近田、浦添商伊波など後半まで残った注目の選手もいたが、疲れなどで打たれて終戦。やはり夏は投手に厳しい。
全体的にも去年に比べると投手はレベルが低かった印象。去年の佐藤と中田のスーパースター2人は別格としても、広陵野村、菊川田中、文星芸大付佐藤など好投手が多くいたのだが、今年はそのレベルまで達している選手は見られなかった。
今年は高校生と大学・社会人のドラフトが統一されるし、高校生の投手の指名はグッと減りそう。