いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



きゅーきゅーキュート!〈8〉 (MF文庫J)

きゅーきゅーキュート8」野島けんじMF文庫J
きゅーきゅーキュート! 8 (8) (MF文庫 J の 2-15)

ある朝理刀が目覚めると、見知らぬ女の子に抱きつかれていた。しかも、どういうわけだかその女の子は、理刀のことを「おにいちゃん」と呼んでくる始末。さんざんキュートに怪しまれてタジタジの理刀だったが、学校に行くと今度は謎の留学生があらわれた。どうやら女の子も留学生も魔界からやってきたらしいのだが――。ついに姿をあらわすキュートの父親。理刀に与えられた過酷な試練。どこまでもくっついてくる自称・妹の女の子。そしてあのササラ王女まで巻き込んで、いよいよ理刀がキュートのために魔界へ旅立つ!! 大人気異種間恋愛ファンタジー第8弾!


ちょwwwまた増えたwww
さすがにもう増えないだろうと思っていたのに、ここに来てまさかの二人追加。理刀の天然すけこまし能力恐るべし。しかも今度の二人は強力そう・・・キュートも大変だ。


さて今回は理刀ついに魔界へ。一大イベントのはずなのにあっさり魔界に行ってしまって拍子抜けしたのはまあいいとして、今回は理刀が酷い。
「緊迫感って知ってる?」とシルティに問いかけようとした理刀に逆に問いたい「危機感って知ってる?」と。理刀ってこんなに短慮だったかな。これまでは出す答えは甘々でもちゃんと考えてから答えだしてた気がするけど。優柔不断な理刀にじっくり考えさせてたら話が進まないのは分かるけど、これはちょっと・・・。
というわけで今回は話の展開に強引な面が見られたり、理刀とキュートの絡みがほとんどなかったりで見所の少ない回で残念。多分この巻は魔界編前編なんだろうから次の後編(中編?)で盛り上がってくれる事を期待。