いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ぷいぷい〈10!〉 (MF文庫J)

「ぷいぷい10!」夏緑MF文庫J
ぷいぷい〈10!〉 (MF文庫J)

タイについたシエラたち一行。どういうわけかカレーの魔神の家系の少女を助けるため、カレー対決に挑むことになる。そこでアルフが一肌脱ぐことに。ついにシエラのランプがカレー用ソースポットとして活躍する日が!?  和気藹々とするシエラや陣たちだが、すでにサロメの罠は仕掛けられていた! サロメの手下・鎌之助の計略にはまった一行を一大事が襲う――。陣とシエラの脳天気な夏休み大陸紀行編もいよいよ佳境にはいる!
どこからでも楽しめるファンタジック学園コメディーシリーズ、ついに10巻!


ええええええええええええええぇぇぇぇ('A`)
この選択、冒険ファンタジーとしてはありだけどラブコメとしては最悪だろう。今は冒険薀蓄ファンタジー風だけど、元々学園ラブコメじゃなかった? 嗚呼、あらすじの学園コメディの文字が虚しい。
とにかく後半が重い。空気が重過ぎる。そんな空気の中でいつも通りのギャグやおバカな語尾をやられた時の痛々しさといったらない。
薀蓄の方もやや低調。前半(inタイ)はタイ薀蓄<ココイチ薀蓄で知的好奇心はくすぐられないし、後半は薀蓄というよりこの物語の設定だった。
前の巻までは早く日本に帰ろうよと思ってたけど、こうなると旅の速度が加速したのはマイナスかも。結構楽しみだった各国の薀蓄がなくなりラブコメの楽しさを潰され、あと結末を見届けるだけになってしまったような・・・。