「ライトノベルの楽しい書き方３」本田透（ＧＡ文庫）
学園最強少女にして作家の流鏑馬剣は、仮の恋人である与八雲や学園一かわいい女の子・市古ゆうななどとともに、波乱万丈の夏の合宿をどうにか乗り切った。
しかし、夏はまだまだ終わらない。剣の担当編集・与心夏が、執筆活動が進まぬ剣の前に、ひょんなことから連れてきたのは、ライトノベル界の天才作家・鷹峰多々湖であった。
二人のそれぞれの恋の行方は絡まりつつ、夏祭りの夜へと突き進んでいく。
浴衣、花火、金魚すくい、と祭りの醍醐味を堪能しまくる一行は、その後に……。
人気シリーズ「ラノたの」の第３弾は波乱の予感！
また濃いキャラを
新キャラ多々湖登場。個性的なキャラばかりの「ラノたの」の中でも際立つ変わり者で居るだけで楽しい。ラブコメという観点だけから見ると外野からの引っ掻き回し役だったけどｗ
そんな多々湖にかき回されたお二人さんは、夏休み恒例イベントを王道シチュエーションを含めて網羅したベタベタな展開。強引だったけど二人の性格上なかなかいちゃいちゃしてくれないからこういう展開は結構貴重かも。それにやっぱりベタはベタで良さがある。最も良かったのは喧嘩即仲直りシーン。いつもは最後にしかない剣が素直になるシーンが、中盤でしかもこんな良いシーンで見られるとは。
次回から本格的三角関係展開に突入？ 剣も市古も損な性格してるから間に挟まれる八雲が大変そうだ(^^；
ところで、、、
夏休み中盤戦に“夏の同人誌即売会”の原稿を描く市古嬢・・・細かいことはスルーですね、わかってます。
多々湖の作品のモデルが他社作品なのは絵師繋がり？ まさか多々湖のモデルが某Ｋ．Ｋ先生ってことは・・・ないか。
