いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



サムライガード3 愛があれば○の差なんて (GA文庫)

「サムライガード3 愛があれば○の差なんて」舞阪洸GA文庫
サムライガード3 愛があれば○の差なんて (GA文庫 (ま-02-03))

(先を取られた!)
すでにカタリーナの剣の切っ先は愛香の右胸前にある。それでも愛香は左手を引いた。左手で鞘を引いた。
右手の動きはごく僅か。
ほんの少しだけ柄を持ちあげる。
抜刀するためではなく。
狙いをつけるために。
狙い?
何を狙うのか?
もちろん、相手の切っ先を!
緊迫のカタリーナvs愛香戦。カタリーナが貴族の矜持を賭してまで戦う理由は……なんと○○だった!
一方、毬藻が見つけた武器から、新たな黒幕の存在も浮上して!?
「――愛香、末永く幸せ、に」
急転直下の大蝦夷編、第2弾!


ドイツ人メイドのターニャさんがいい!
さらりと主を貶す姿もメイド服ににこやかな笑顔で文鎮を振り回す姿もシュールで素敵すぎるw
ただ、その主に問題が・・・。
ドイツ人のお嬢様カタリーナが極度の愛香LOVEで百合エロ発言を連発。
初めはそれを面白く読んでいたのだけど、度重なる脱線&一本調子のネタに徐々にトーンダウン。さすがにこれはくどいよ。おかげでさして長い説明でもなかったのに巻の半分以上が説明になる始末。会話が面白いシリーズではあるのだけど、進行の妨げになるのはどうかと。
というわけで、話がほとんど進まない上に2巻と同じような続き方であまり見所のない巻になってしまった気がする。
次は話が進んでくれることを期待したい。