いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



革命皇女 doll★llob (一迅社文庫アイリス)

「革命皇女 doll★llob」いわなぎ一葉一迅社文庫アイリス
革命皇女 doll★llob (一迅社文庫アイリス)

国を滅ぼされ、処刑されようとしていた皇女エルファリードの前に現れたのは、小さな狼の姿をした悪魔だった。
国を救うため、そして、大好きだった人に気持ちを伝えるため、エルファリードは、命と引き換えに、悪魔と運命の3日間をやり直す契約をするが…!?
皇女に絶対の忠誠と愛を誓う騎士と、婚約者として現れた強国の王子。
彼らと共に、エルファリードは運命に抗い、限られた時を駆け抜ける。
愛と野望のファンタジックロマン!!


明らかにバットエンドが見える始まり方、しかも主人公がそれを自覚している。これをどう料理してハッピーエンドに持っていくか、はたまたやっぱりバッドエンドなのか興味津々なプロローグだったのだけど・・・
これ無理だよね。この姫には無理だよね。
困難、無茶なものをどう実現させていくか、その理由とか過程とかを大事にする人には超展開すぎて酷な内容。明らかに赤狼の設定が失敗。王宮内だけならまだ読めたのに。
それと、どうみてもウィルよりロイの方がいい男として描かれているのに、結局デキレースなのがどうにも違和感が。ロイカワイソス
流石にエルファリードの揺れ動く心は丁寧に描かれていたけど、周りの違和感が大きくてあまり感動が(^^;
なんというか一昔前以上前の少女マンガの香りがした。