嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)
ほんさくのとうじょうじんぶつです。
みどりのぼうしのたんていのひと(ろりこん)。ろりこんぎらいのおんなのこ。おかしなおじさん。じさつしたあねをもつひと。しょしんしゃなかつぷる。ねこずきさっか。きんぱつあおすーつのひと。きれいなこわいおんなのひと。
ばかんすでやってきた、うみがちかくにあるほてるにて。
だれがしんで。だれがしなないか。
僕とまーちやんは、知らない
……こんなゲームがあったら、面白いのになぁ絶対に参加はしたくないけど。
嘘じゃないよ。
今回はみーくんまーちゃんが旅行で泊まりに来たホテルで、みーくんまーちゃんと関係なく起きていた事件の顛末を描く群像劇。
まーなんと言うか
500ページかけて「世間って狭いよね」と説かれて、「はぁさいで」と気の無い返事を仕掛けたところで強襲パンチが来た。そんな感じ。
とりあえず言えることは、みーくん(もしくは湯女)の一人称じゃないと読みやすい。500ページも特に長くは感じなかった。まあ、きれいなこわいおんなのひとのパートは読みにくかったけど。その代わり人死があっても犯人を暴くわけでもトリックを暴くわけでもないので若干のグダグダ感は否めない・・・あーいつものことか。
それでもみーまーの過去の事件の関係者や作者の他作品の登場人物があちこちに出てくるので、作者の過去作品を読んでいる人は色々と楽しめる仕様になっている。電波女と青春男は未来の話だったのか? パラレルワールド?
で、終盤「終わりかー、結局何がしたかったん?」と思い始めたところで衝撃のエピローグ。(でもゆずゆずじゃなくて良かったと思ったのは私だけではないはず
次回、犯人は妹さんです編・・・と、根拠もなく予想してみる。
誰かルイージさんに「YESロリータ NOタッチ」という素晴らしい言葉を教えてあげてください。