いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ロウきゅーぶ! (3)」蒼山サグ(電撃文庫)

ロウきゅーぶ!〈3〉 (電撃文庫)
ロウきゅーぶ! 3 (電撃文庫 あ 28-3)

プール開き目前な本格的な夏到来。いまだ慧心学園バスケ部のコーチを続ける昴は、試合という新たなる壁にぶち当たっていた。そんな中、一人泳げずに悩める愛莉。これを克服することでセンターとしての精神的成長を促すためにも、昴は文字通り一肌脱ぐことにしたのだが、
「──さーて、今のうちに脱ぎ脱ぎっと」
「いいから早く服を着なさい今すぐにっ」
「ううっ。やっぱり……恥ずかしいかも」
「おー、じゃあひなはこあらあたーっく」
「だ、だめだようそんな格好でこんなっ」
違う壁が昴の前に立ちはだかるのだった。そして、そこに忍び寄る女の影が──!?
悩み多き少女たちに翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ第3弾!

2巻で顔見世だけした幼なじみ葵が本格参戦&愛莉の水泳特訓の回。


やはり恋する乙女を読むのは楽しいね。
それが智花と葵の二人となればその楽しみも2倍。引っ込み思案な智花とツンな幼なじみの葵で別種のニヤニヤが楽しめる。これでお互いが相手を意識するようになればラブコメとしてもっと面白いんだろうけど、葵はまだ智花が長谷川家に入り浸ってるの知らないから次以降か。
他は微妙かな。
水泳特訓にも突発バスケ勝負にもスポ根要素がほとんど無い。
前者はロリ成分増量のために用意されたようなものだし、後者はスポーツと言うより女の意地の勝負だった。まあそれはそれでいいのだが、バスケで努力&知略で勝負してこその熱い作品だと思っているので、これでは物足りない。
次はちゃんとバスケしてくれそうなので楽しみ。


ところで愛莉さんはそっちの道に? それは個人的には全力で応援したいところw