いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「太陽で台風2」はむばね(スクウェア・エニックス・ノベルズ)

太陽で台風 2 (スクウェア・エニックス・ノベルズ)
太陽で台風 2 (スクウェア・エニックス・ノベルズ)

止まらない、恋の暴走。
恋に不器用な少年・百瀬陸と天真爛漫な少女・常陸谷華。華の猛アタックを受けて遂に付き合うことになった二人だが、付き合い始めたことで華さんの陸への暴走はますますヒートアップ!! その勢いに振り回されて陸は…!?
ハイテンション等身大ラブコメ、待望の第2巻!!

2巻もこれでもかというほどのベッタベタなラブストーリー。


と、飛ばしすぎです、華さん。
念願の恋人同士になっても華さんの勢いはとどまることを知らなかった。というか勢い増してるし! しかもちょっとエッチになってるし! くそっリクが羨ましすぎる!
なんかもうニヤニヤを通り越して、当てられてご馳走様な気分。
こんなに押しの一手でも重くならないのは健気さとちゃんと相手を気遣える心遣い、そしてなによりその一生懸命さなんだろうな。かわいいなぁもう。
一方のリクは大いにヘタレてた(苦笑
でも、そんなリクをクラスメイトやリクの母親、それに華の両親までも後押しするという全方位で「もうお前ら結婚しちゃえよ!」的な状況が笑える。
リクがようやく男を見せる後半の事件は強引な展開にどうかと思うところもあったが、リクの叫びには感動したし、事件後の第八章の前半は涙腺が刺激された。
常に全力疾走で幸せオーラを発散しまくっていた華さんも、騒がしいけれど眩しいくらい真っ直ぐなストーリーもタイトル通り「太陽で台風」で甘々なのに清々しい読後感。面白かった。
やっぱりこの話、この二人は大好きだ。