いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「僕は友達が少ない (2)」平坂読(MF文庫J)

僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)
僕は友達が少ない 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J ひ 2-20)

隣人部――それは残念な連中が日夜友達作りのためにギャルゲーや演劇などどこか空回りな活動をしたり、ダベったりしている残念な部。残念系美少女の三日月夜空柏崎星奈、美少女メイド(ただし男子)の楠幸村に加え、幼女シスターで顧問のマリア先生やいろんな意味で常識を超えた天才少女の志熊理科も加わり、ますます騒がしくて取り返しのつかない状況になってしまった隣人部。その中でただ一人の常識人(ただし友達は少ないというか、いない?)羽瀬川小鷹はいったいどうなる!? 大人気の残念系青春ラブコメ第二弾、友達を募集しつつスタート!


なんだこれ、リア充すぎるだろ!
1巻のラストにフラグがたった星奈と立っていた夜空にブラコンの妹小鳩を加えて、飛び交う小鷹を巡ってのヤキモチの嵐。1巻は美少女二人に囲まれても色々と残念な感じでこれほどニヤニヤ展開じゃなかったはずなのに、なんで急にこんな羨ましいことになってるんだ?
それにしても夜空も星奈もこんなに可愛い生き物だったのか。特に夜空の理科入部時の渋り方と小鳩入部時の「妹なら問題ないか」発言はツボだった。小鷹と二人で部を立ち上げた時はどんな顔してたのかとか想像するとニヤニヤが止まらない。
そんなラブ250%増量な内容だったけど、キャラの残念さ加減は相変わらず。
中でも際立っていたのが1巻の冒頭以来の登場の理科とマリア。どんなキワモノが出てくるのか身構えてたにも関わらず、予想の遥か斜め上だった。天才少女の理科は綾さん@ラノベ部に負けず劣らずの特殊な腐女子で、マリアはシスターなのにリアル幼女で中身はバカなベッキーぱにぽにと濃すぎて萌え要素が見出せないw
ネタの方でも、協調性皆無で方向性バラバラ&傷つけあう夜空と星奈に失笑を禁じえないリレー小説や(ラノベ部の面々は随分と協調性あったんだなぁw)、争い身に覚えがありすぎで苦笑する小学生ネタ、オタクなら食いつかざるを得ない小ネタと色々な意味で笑いが止まらなかった。
ラブ増量ネタ満載で大いにニヤけて大いに笑った。あー面白かった。