いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「カンピオーネ!V 剣の巫女」丈月城(スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! 5 剣の巫女 (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
カンピオーネ!〈5〉剣の巫女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

世界に七人しか存在しない魔王・草薙護堂が、来日したリリアナの過剰な世話焼きに困惑していた頃、日本初の王に、イタリアの魔術師たちが侍ることに危機感を覚えた者たちがいた。彼女たちを排除するべく遣わされた、新たな媛巫女・清秋院恵那は、祐理と護堂の仲を進展させようとする一方、天叢雲劍を振るい、エリカに戦いを挑むが!?


もうそれキスシーンじゃないよ! いたしてるようにか読めないよ!!
儀式のシーンのエロさがヤバイ。いつもならここではヘタレの護堂が珍しく男らしさを発揮してしまうものだから、あのエリカ様が・・・きゃー
そんなわけで肉体表面的にはエリカの一人勝ちだったけど、精神的には一番前進したのは祐理。
学園コメディだった前半で一人で恋する乙女モードなのも可愛かったが、覚悟を決めてからの積極性がいい。エピローグの甘々かつ落ち着いた空気はご馳走様でしたw
一方で全くいいところが無かったのがリリアナ。二人にはさらに引き離された上に引っ掻き回し役まで新キャラに奪われたリリアナに、今後巻き返しの機会は来るのか?
それにしてもまさか増員するとは。
さすがに表紙見た時点では分かったけど、前回の流れからは新入生リリアナがかき回す役で学園でドタバタするのかと。まあ、その新ハーレム要員の恵那は今回は敵役でハーレム入りは次以降みたいだけど。入ってきても性格上ラブ担当じゃなくてコメディ担当になりそうかな。
敵が弱かったのもありラブコメ要素が強くて色々とニヤニヤの止まらない回だった。『剣』を使うシーンは毎回これくらいだと読みやすくていいのになぁ。



〜激しくツッコミたくなった一文〜
今日三度目のキス(289頁)・・・マテ! 三人目なのは認めるがどう考えても三度目じゃないだろっ! 王様護堂ともなると“アレ”は一回とカウントされるのか? ちくしょー。・゚・(つД`)・゚・。