いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「夜と血のカンケイ。 (3)」丸山英人(電撃文庫)

夜と血のカンケイ。〈3〉 (電撃文庫)
夜と血のカンケイ。〈3〉 (電撃文庫)

「勘違いしないでください。あくまで血のため、貴方の血を守るためです」と言いながら、ちびこい美少女吸血鬼・夜音が陶原のクラスに転校してきて、しばらく経ったある日のこと。園芸部の部室で、みんなが昼食をとっているとき、発育の(とくに胸の)いい清水が突然「夏休みに合宿しないの?」と言い出した。イベント嫌いの陶原は華麗に却下したものの、部長が賛同したことで、一気に実現へ。そして、なぜか夜音もついてくることになってしまい……。露天風呂や肝試しなど、お約束のイベントが盛りだくさんの、ちぐはぐラブコメ第三弾ですっ♪


夏の山合宿編。
定番のイベントをこなしつつ、夜音が心情の軟化が進む3巻。
着実に夜音のデレる準備が整っているのが良い感じ。やっぱりツンデレのデレる寸前は美味しい。夜音はデレたらどうなるのかとか想像するとニヤニヤがとまらない。
それにしても、相変わらずくせが無くてなーんにも考えずに読めるラブコメだなあと。物足りなさを感じることもあるけど、このくせの無さは貴重。
次が最終巻だそうで。あとがきの一文が死亡フラグに思えて仕方が無いのだが、ちゃんと完結してくれることを祈る。ここまで来てデレが見られないとかありえない。